今週は、ミーナさんとは武蔵野の経営塾仲間という
岡山に本社を置く加茂繊維の角野社長をお迎えしてお送りしています。
構造不況と戦い、地方からの営業の壁にぶつかる角野社長
日々模索を続ける角野社長がめぐりあったものがあるそうですね
それは「ブラックシリカ」と呼ばれる鉱石。
きっかけは宝石店を営んでいる遠縁の人間から、こんな石があると紹介されたそうですが
ブラックシリカとは北海道で採取される古い鉱石。
数億年にわたり海底に堆積した珪藻類が隆起したものと言われているそうです。
石にはよくパワーが宿るといいますけど
遠赤外線を放射すると言われるブラックシリカのパワーを
自分の会社の製品に活かそうと思いつかれたそうですが
その発想力がすごいですよね?
平成15年には津山にキャンパスがある
美作(みまさか)大学の技術交流プラザに参加して
技術開発等のアドバイスを受け
「直径3ミクロンのポリエステル繊維の中心に、
0.3ミクロンの天然鉱石を封入に成功し
ブラックシリカを織り込んだBS繊維の開発に成功されました
BS繊維で作った下着をテスト販売したところ
遠赤外線が身体を芯まで温め、岩盤浴をしてるように
やさしく身体をつつむ……などの声があがり大評判になったそうです。
一念石をも穿つといいますが、石に穴を開けるどころか
糸にしてしまった角野社長の思いがいかにすごかったかを物語るエピソードですね
|
|