よく、お酒が好きなひとを“左党(さとう)”といいますが
この語源を調べると、左党は“ひだりきき”とも言われます。
もともとは大工さんや 彫刻をする職人さんなど、
ノミを使う方たちが使うようになった言葉だそうで
ノミで木や石を削るとき、
普通左手にノミを持って削るものに当てがい、
右手に持った金づちでそのノミの上を叩く作業をします。
つまり、左手は「ノミ手」であり、
それを「飲み手」とシャレて、
酒飲みのことを「左利き」と言うようになったと言われています。
大工さんは簡単に技術が盗まれないように
隠語を使うようになったともいいますし、
こうした古いコトバには、シャレが込められていることが
たくさんあります。
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