今週は、大阪からの放送ということで
上方落語の話題をお届けしています。
歌舞伎などとは違って
落語は世襲制をとらないことからも後継者不足に陥り、
明治・大正には200名近くいた上方の落語家も、
第二次世界大戦が終わる頃には、なんと
わずか10数名にまで激減したといいます。
その上方落語を救ったのが4人の若き落語家たちで
三代目桂米朝
五代目桂文枝
三代目桂春団治と
六代目笑福亭松鶴。
この4人が落語の世界に入った時、4人のうち3人の師匠が
入門直後に亡くなってしまったのだそうです。
そのため、20代前半でキャリアが浅い若手が奮起するしかなく
彼らが必死で立て直しを図ったため上方落語界はなんとか
生き残ることができました
いま、テレビなどで活躍している関西の落語家さんたちは
ほとんど、この上方四天王と呼ばれている4人のお弟子さん。
いかに若き四天王が奮闘して、絶体絶命のピンチを救ったかを感じますね。
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