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田んぼで電気を起こすのだ!電気は現代のフェアリーだ!
石油が、文明社会の血液であるならば、電気とは文明社会の神経を司る、
目に見えない流れであるかもしれない。近代文明において、
フランクリンやニコラ・ステラをはじめとする数々の科学者たちの発見、発明は
電気という存在を我々の社会になくてはならないものに育て上げていった。
しかしながら、電力は「保存」出来ないものなのだ。知っておったか?
製造と消費は同時に行われなければならない。生まれた瞬間に消え去る運命を
持つ・・・まるで電子のフェアリーである。
フェアリーを捕まえて消費するために、我々は実に多くの化石燃料を使い、
地球に対して我慢を強いながら使い続けてきたのだ。
電気がない生活など想像出来ぬだろ?ワシも出来ぬ。しかし、電気を作る事が
既に地球に負担になっているとしたら、せめて地球に優しい電気を作らねばならぬ。
風力発電や太陽光発電などが実用化されておるが、更に更に科学者たちは挑戦を
続けておる。今回来てくれた東京大学大学院・工学系研究科・応用化学専攻・橋本和仁研究室の
皆は、なんと!田んぼで電気を起こそうという研究に従事しておるというから
驚くではないか。
どうやったら、田んぼで電気が出来るのか?というと、土の中の微生物さんたちが
極少量の電子を放出するらしいのだ。すごいのー。
高根澤 和子(たかねざわ・かずこ)さん
岡本 章玄(おかもと・あきひろ)さん
甲斐 文祥(かい・ふみよし)さん
たちは、そんな田んぼ電池をはじめとして、未だ知られざる部分が多い微生物たちの
真相を解明する事を使命として、日夜研究に励んでおる。
まだまだ、実用化というには時間がかかるが、実際に電気が起きているのだそうだぞ。
高根澤さんなどは、もんぺ姿で(嘘。モンペ姿かどうかは知らぬ。)田んぼに入って
頑張っておる。まりがたい。
いつか、お米も出来て電気も出来るなんて時代がくるかもしれん。
これも、我々ギザサイエンス研究所が夢見る「循環型世界」の一つの形ではないか。
美味しいお米と美味しい電気。
よいのよいの。
ところで、9月1日の『中川翔子のオールナイトニッポン』はどうだったかね?
聞いてくれたか?いやいや、中々スリリングでワクワクする内容だったの。
またいつか、深夜の生放送で中川君の声が聞こえる日が来るかもしれんが、
それまではこの「ギザサイエンス」で楽しんでくれたまえ。
では、トゥットルー!
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