KYOCERA 近未来story 中川翔子のG<ギザ>サイエンス! JOLF AM1242/FRIDAY 24:30〜25:00 ON AIR! メールはこちら
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今週の研究内容
090327.九州大学大学院/味覚を測る
最近の研究内容
090320.東京理科大学/アポトーシス
090313.京都大学大学院/プラナリアの不思議
090306.筑波大学大学院/体性感覚メディア
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京セラ 株式会社
株式会社 日経サイエンス
研究内容
参加ゼミ
2008.04.11 放送
東京大学大学院 理学系研究科
地球惑星科学専攻
岩森 光 研究室
太陽系の中でも、地球は活発な火山・地震活動やプレート運動をみせ、大陸・水と生命の存在する個性豊かな惑星です。我々のグループでは、なぜ地球がこのような個性を備えているのか、そのダイナミクスは何かを、対象や手法に囚われることなく、自由な発想で探求しています。実際に学生/教官の研究テーマや手法は多岐にわたりますが、基本は「良く見て考える」です。
本日の研究レポート
地球内部をグイングインと調べて回る!地球特捜隊!岩森チーム!

さて、今週もアクセスありがとう。ワシが!ギザサイエンス研究所の博士じゃ。
ちなみに、ギザサイエンス研究所は2058年現在、国際財団法人として各国の援助金と
各企業からの献金によって運営されておる(という設定なのだ)。

さてさて、中川君が主題歌を歌う「天元突破グレンラガン」が映画化決定で
ワシもギザウレシスなのだが(実はファンだ。)
地も天も貫くドリルは螺旋の無限運動だが、
地球内部の様々なメカニズムを無限の好奇心と努力で研究し続けているのが、
今回登場してくれた東京大学大学院理学系研究科・地球惑星科学専攻の岩森チームだ。
岩森光准教授率いるこの研究チームでは、学生それぞれが独自のテーマを持って
地球の秘密と戦っておる。(かっこいいのぉ。)今回スタジオに来てくれたのは
上木 賢太(うえき・けんた)さん
高橋 亜夕(たかはし・あゆ)さん
楠田 千穂(くすだ・ちほ)さん
の3人。
マイハンマーを担いで、火山を巡る「岩石王・上木」さん。
地球内部との水循環を探る「自称水屋・温泉ハンター楠田」さん。
ハイヒールを履いて調査する、「華麗なる研究者・プチスポット高橋」さん。
それぞれに特徴があり、話も面白かったの。

火山に岩石を取りに行き、遭難しかかった上木さん。普通登山と言えば、帰りは少し
楽になるものだが、上木さんの帰りは行きの数倍の重さになる。苦行だ。
それで遭難しかかっても岩だけは最後の最後まで捨てようとはしない。
すごいの。地質学者の鬼気迫る想いを知った。
地球の内部にも水分が存在する。(プレートが動く時に一緒に入り込むのだそうだ。)
その地球内部の水が直接噴出す温泉が存在するのではないかと研究している楠田さん。
名湯・有馬温泉はその疑いがあるのだそうだ。すごいの有馬温泉。
そして、昔から『水』好きだった楠田さん。水に対する尽きせぬ想いに中川君も感心
しておった。
そして!今回一番インパクトがあったのは、赤木リツコ博士のような高橋さん。
琴を弾きながら、地球火山を調べる(勿論、琴で調べるわけではない。)すごい人だ。
彼女のテーマは、プチスポットと呼ばれる新種の火山だ。
これはまだ発見されてから10年ほどしか経ってないまさに『火山界のルーキー』で、
高橋さんは船で感電しながら貪欲に研究を続けておる。

今回、高橋さんが深海で見つけた生物の写真をお土産に持ってきてくれた。
中川君は、その中でもウミグモに食いついていた。すごいの。中川君。
キメエ!キメエ!と言いながら持って帰ったところを見ると、気に入っておるらしい。

地球内部は未だに分からぬことだらけだが、彼らのような研究者達による
飽くなき探究心と、ハンマーと温泉と琴によって、秘密は少しずつ明らかになっていく。
これからの活躍を、心の底から祈っておる。
上木さん、遭難しないでね。
楠田さん、良い温泉のこと教えてね。
高橋さん、琴組曲「火山」出来たら聞かせてね。
では、ギザバイバイなのだ。