第7回のテーマ、前半は「気になるミャンマー情勢について」。
DJ MIKIOさんが「ミャンマーでクーデターという事態が起こったんですけど……」と振ると、飯島さんは「ミャンマーは、いろんな意味で、日本人にとって大事な国と見るべきだと思う」。その理由は「日本は第二次大戦で敗戦国になりましたが、ビルマ時代のミャンマーは、日本には戦後賠償を求めなかった。辛い日本の戦後復興のときに、たいへん温かくしてくれたのが当時のビルマなんです」
気になるクーデターの行方について、飯島さんは「アウンサンスーチーさんは、ミャンマーの“表の顔”で民主化の象徴。(軍がアウンサンスーチーさんの国家顧問就任を認めたのは)経済制裁を回避するためであって、実際の経済なんかは全部軍が仕切ってきたと思うんです。突然のクーデターは、アウンサンスーチーさんが『選挙で大勝したら憲法を改正して、軍の権利・権益を打破しよう』と言い出したから、軍はビックリしたわけですね」とその背景を解説。
ただし、アウンサンスーチー氏が率いるNLD(国民民主同盟)は昨年11月の総選挙で圧勝しており、勢力が大きく減った状況下で軍も好き勝手はできず「これから軍がどんなふうにやっていくか、また表の顔としてアウンサンスーチーさんを復活させるのかしないのか、興味があります」と、今後の動向を注視する飯島さんでした。
そのアウンサンスーチー国家顧問が以前来日した際、何か手土産を……ということで、飯島さんはかつてアウンサンスーチーさんが学んだことのある京都大学の「名誉博士号」を出したらどうか、と文科省と調整。ご本人もたいへん喜んでくれた、というエピソードを披露してくれました。
後半は「海外要人とのエピソードについて」。
まずはキューバの英雄・故フィデル・カストロ氏(元国家評議会議長)とのエピソードが飛び出しました。カストロ氏が専用機で中国を訪れた際、関西国際空港で給油をしないとキューバに帰れない、という事態に陥ったことがあったそうです。しかし専用機は機体が古く、関空の着陸基準を満たさない。キューバ大使に「何とかならないか?」と相談された飯島さん。ひねりだしたアイデアが、関空の近くに来たら、専用機に「SOS信号」を出してもらうというウルトラCでした。もちろん、他機に迷惑が掛からないよう空き時間を調べ、事前に給油体制を整えた上でのこと。
「SOSでは、拒否できませんね。うまく成功して離陸できた。そしたらキューバ大使館から(お礼で)カストロ議長の名刺が貼ってある葉巻が届きました。今でも大使が変わると、就任挨拶で葉巻を持ってきますよ」という飯島さん。「キューバの葉巻といえば、いちばん高級ですよねえ」と驚くDJ MIKIOさんでした。
この他、安倍前総理に随行してペルーを訪れた際、現在収監中の元大統領アルベルト・フジモリ氏に逢うため刑務所を訪れた話も披露。フジモリ氏が日本滞在中に交流があったそうで、あらためて飯島さんの顔の広さと行動力に敬服したDJ MIKIOさんでした。
2021.04.13
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