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2005年9月10日(土曜)浜松町編・小便小僧の音 先日ご紹介した、お聴きの方の1枚のハガキから 「浜松町の小便小僧、知ってる?知らない?」と大論争に発展! ついに今回「てくてく東京」で、取り上げることに致しました。 浜松町界隈の風景と共にご覧下さい。 ニッポン放送のある有楽町からは2駅の浜松町。 北口を出ると、芝増上寺、その向こうに東京タワーが望めます。 駅前は再開発で、ビルの建設が進んでいました。 浜松町は、山手線と京浜東北線の電車のみが停まる駅。 上りの東海道新幹線「のぞみ」号は、 終点・東京に向けてラストスパート。 その真上を羽田空港へ向けて、モノレールが頻繁に行き来します。 飛行機を使う機会が多い方にとっては、馴染みがあるかもしれませんね。 ◆小便小僧の音@ 山本かおるさん、ついに「小便小僧」とご対面! 場所は、山手線外回り・京浜東北線南行ホーム・品川寄りです。 実際に見た山本さん、「思ったより小さくてかわいい」とひとこと。 でも、半世紀以上の歴史があること分かってビックリ! そして着ている服がキメ細やかに出来ていることに驚いていました。 さて「小便小僧」の本家はベルギーの首都・ブリュッセルの 「ジュリアン坊や」でして、実に600年以上の歴史があるそうです。 JR浜松町駅の「小便小僧」は、昭和27年10月14日、 日本の鉄道80周年を記念して出来ました。 当時の駅長さんが「大阪を夜行で発ったお客さんが夜明けの東京に着いた時、 何かはっと目の覚めるようなものはないか」と考えて、 親しかった新橋駅嘱託の歯医者さんから、 蔵に眠っていた小便小僧を寄贈してもらったんですね。 当初は「白い陶器」製でしたが、昭和43年に今の「ブロンズ像」に。 設置場所も、昭和37年に山手線と京浜東北線の線路が分離された時と、 昭和39年に東京モノレールが出来たときの2回にわたって移動、 以来、今の場所に落ち着いています。 では、浜松町の「小便小僧」は、いつから服を着るようになったのか? ある寒い日、子どもが、手作りの赤い毛糸の帽子をかぶせたのが始まり。 昭和30年から、大田区在住のある主婦が、着せ替えを行うようになり、 服を着せるべきか否かを巡って世論が沸騰。賛否両論渦巻いたことも。 その後、昭和60年にこの着せ替えを行っていた主婦が亡くなって 翌年11月からは、港区のボランティア団体「あじさい」によって 毎月26日に着せ替えが行われているそうです。 ◆小便小僧の音A 53年の年月を経て、すっかり日常となった「浜松町の小便小僧」。 まだ目にしたことのないという方も、 一度は足を運んでみては、いかがでしょうか? |
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