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2005年8月27日(土曜)秋葉原編・つくばエクスプレスの音



ラジオの街・電気街・パソコンの街を経て、いろんな顔を持つ街・秋葉原!
「アキバ系」なる言葉も独り歩きするこの秋葉原に、8月24日、新しい顔が誕生しました!



東京・秋葉原と茨城県のつくばを最速45分で結ぶ58.3キロの新しい鉄道「つくばエクスプレス」!
20年前の1985年、JR常磐線の混雑緩和などを目的に、
「常磐新線」として計画され、94年に着工、当初、2000年開業予定でしたが、
途中、用地買収などで難航し、今回の開業となりました。東京都などが出資した「第3セクター」、
「首都圏新都市鉄道株式会社」が経営します。



開業当日早朝、秋葉原駅には、5時30分に発車する一番列車に乗ろうと長蛇の列。
首都・東京に乗り入れる「最後の鉄道」ともいわれ、関心の高さが伺える光景でした。



出発セレモニーでは、定番の花束贈呈が行われて、一番列車の運転士が安全運行を誓って、いざ出発です。



◆つくばエクスプレス一番列車の音

セレモニーが終わり、一番列車の普通・つくば行は、無事出発。
6両編成の列車は、通勤ラッシュ並みの混雑で出発していきました。
ホームから拍手が上がったのが、印象的でした。



◆つくばエクスプレス車内の音

この「つくばエクスプレス」のウリは「スピード」!
最高時速130キロとJRの特急電車並みで、駆け抜けていきます。
車内は基本的にロングシート。一部には真ん中の3・4号車に
ボックスタイプの車両がついた車両編成もあります。
この他、筑波研究学園都市の研究施設などの利用者を見込んで、
ノートパソコンを使えるようなミニテーブルのついた座席もあります。
また、列車の中でインターネットに繋げられる「無線LAN」の実験も
行われています。

実際、乗ってみると「圧倒的なスピード」が印象的です。
特に快速の場合、各駅に停まる秋葉原〜北千住間はゆっくり走っていますが、
北千住から先は、景色がビュンビュン変わっていきます。
しかも、揺れが少ないのが魅力的です。
IT拠点としての整備が進む秋葉原と、研究機関の拠点つくばが一直線。
新たな展開を予感させる、新しい鉄道のスタートです。





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