音で情景が浮かんでくる、音を楽しんで歩きたくなる
「東京の名所」を紹介します。
お聴きのあなたから「お薦めスポット」も受け付けています。

2005年8月13日(土曜)丸の内編



◆丸の内をぶらぶら歩く音

帰省で混雑する東京駅を横目に、丸の内をぶらぶら…することに致しました。
何と言っても、車が少ない!山手線の電車もガラガラ…。
お盆は、東京を満喫するには最高の季節です!



丸ビルを訪れる人も、むしろ地方の人が多いくらい!?その中で、車の音にかき消されないで、
セミの鳴き声が聞こえるのも、お盆ならでは!です。

そもそも江戸時代まで丸の内界隈は、大名屋敷があった場所。
明治に入って、大名屋敷は無くなってしまったため、
荒地になっていました。
1890年、三菱グループ・第2代社長の岩崎彌之助は、
この一帯、10万余坪を政府から買い取って、
現在の丸の内ビジネスセンターの礎となるビル街の建設を進めました。
明治・大正期には、欧米のような建物による開発、
昭和30年代から40年代の高度成長期には近代的なビルによる開発、
平成に入ってからは、数々のブランドショップが立ち並ぶようになり、
2002年9月6日、今や一大観光スポットとなった
新しい「丸ビル」が完成。
お洒落な街の象徴として、東京駅前にそびえています。

■「丸ビル」ホームページ
http://www.marubiru.jp/



◆かき氷を削る音

早速、丸ビルの外で、これぞ「夏!」というものを見つけました。
やはり、夏はかき氷!
でも、最近のお洒落な丸の内では「フラッペ」なんて呼んでます。
ちなみに「フラッペ」とは、元々はフランス語で英語になったもの。
本来は、かき氷にリキュールをかけた食べ物なんだとか。

■塚越アナ&山本さんが立ち寄ったカフェ
http://www.marubiru.jp/00_news/050330-01.html



◆日比谷公園の音

かき氷で体の中からひんやりしたところで、
人の少ない丸の内〜日比谷公園とぶらぶら歩き。
この日比谷公園も、幕末までは大名屋敷があった場所でした。
その後、明治4〜28年までは、陸軍の近衛師団錬兵場。
その後、本多静六によって「都市の公園」として計画、設計、造成され、
明治36年、日本初の16万平方メートル以上の敷地を持つ
「ドイツ式洋風近代公園」として開園しました。
全体の設計は、ドイツの公園を模範としていますが、
細かい点には日本的要素も加えられ、和洋折衷となっています。
また大正12年には野外音楽堂、昭和4年には日比谷公会堂が完成して、
今でも、様々な催し物や集会が行われていますね。

さあ、あなたも「空いている」東京をぶらぶら歩き!
ぜひ“ホンモノの東京”を味わって下さい。



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