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2005年7月16日(土曜)西新井編 今回は、夏本番を前に「涼」を求めて、足立区西新井界隈を歩きます。 北千住の駅から東武伊勢崎線の準急電車で1駅…。 そこから2両編成のワンマン列車に乗り換えて2分ほどで「大師前」駅。 目の前には足立区が誇る「大師様」…「西新井大師」が広がります。 東京には「新井薬師」なんてのもありますが、こちらは中野区。 足立区にあるのが、真言宗のお寺「西新井大師」です。 そもそも「西新井」の地名は、弘法大師がこの地に立ち寄ったとき、 流行病に悩まされていた村人達を救うために、 21日間の祈祷を行ったところ、 お堂の西側にあった枯れ井戸から、 新たに水が湧き出して病気の流行が収まった言い伝えに基づくとか…。 つまり「西」にできた「新しい井戸」…、 略して「西新井」というわけなんですね。 ◆風鈴祭りの音 夏を象徴する音といえば、やはり「風鈴」! ちょうど、7/1〜21の間、「西新井大師」では、 今年で7回目となる「風鈴祭り」が開かれていました。 この「風鈴祭り」には、全国から300種類の風鈴が勢ぞろい! 全国にはホント、いろんな種類の風鈴があるものですね。 ◆南部風鈴の音 風鈴といえば…南部鉄器を使った「南部風鈴」! 音色にこだわる人は、よく南部風鈴を買っていくそうです。 ◆備長炭風鈴の音 いい「炭」は“キン、キン、キン…”と音がするんですね。 和歌山の「備長炭」を使った風鈴があって、ビックリ! ちなみに「備長炭」の名前は、紀州・田辺の炭問屋 「備中屋長左衛門」という人物名に由来したものでした。 ◆有田焼風鈴の音 今度は「陶器製」の風鈴です。陶器といえば有田!「有田焼の風鈴」です。 陶器の風鈴は、意外と人気がありまして、備前焼の風鈴は既に「完売」とか。 地元・足立区の土を使った風鈴もありました! ◆江戸風鈴の音 東京を代表するガラスで出来た「江戸風鈴」。風鈴を「見た目」で選ぶ人は、 よく「江戸風鈴」を買っていくそうです。 鉄・炭・陶器・ガラスと4つの風鈴をお聴きいただきましたが、 音色の違い…、分かりますか? 「風鈴祭り」は、7月21日までですが、西新井大師の「縁日」は、毎月1日と21日。 露店が多数並んで、特に賑やかになるということですので、 名物の「草団子」でもほお張りながら、“てくてく”されてみてはいかがでしょうか? |
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