東京が抱える様々な問題に対する都の取り組みを調査。
問題の背景にあるものを、掘り下げてお伝えします。

■2005年8月20日(土曜)第21回

『緊急SOS!!もしも大地震が東京を襲ったら!?B』


最近、ちょっと背筋が寒くなるほど頻発している地震…。
8月16日に起こった最大震度6弱の「宮城県沖地震」では、
宮城から遠く離れた首都圏でも、けが人が出てしまいました。
もはや、いつ起ってもおかしくない「東京大地震」。
そのとき東京都は、どのような対応策を用意しているんでしょうか?
今回の放送では、東京都総務局・防災対策課長の
鴫原浩(しぎはら・ひろし)さんに、お話を伺いました。



■東京都の地震対策

<帰宅困難者対策>

記憶に新しい7月23日の地震でも、交通網がストップして、
多くの人が駅に溢れましたが、対策は…。

1.都心から30キロ〜40キロ圏内の人々には、
  徒歩で帰宅してもらうことに…!
2.東京都では、都立高校やガソリンスタンド・コンビニと提携を結び、
  これらの施設・店舗を「帰宅困難者支援ステーション」として
  水・トイレ・および情報を提供する「休憩所」としてもらうことに。
  (「地図の配給」も考慮中)

<食糧対策>

1.日本赤十字など、各ボランティア団体と効率よく連携をとって、
  救援活動を全面的にバックアップしてくれることになっている。
2.万が一のときのために、水も食料も備蓄している!
  具体的には…
  「即席めん」約300万食
  「アルファ化米(水にもどすとご飯になる)」約100万食
  「クラッカー」80万食〜など
3.但し、交通網の寸断などにより、速やかに配給できないこともある。
  家庭・会社でも「最低限3日分」の飲料水・食料品の確保を!

<建物の耐震対策>

1981年(昭和56年)以前に建った木造住宅には
「耐震補強」が必要な建物がある。
東京都では「危険度判定士の紹介」「費用の助成」を行っている。
★81年以前に建てられ耐震補強が済んでいないお宅は、速やかに対処を!
 (今の段階で、築25年以上のお宅は要注意!)

※詳しくは「東京都」の防災対策ホームページをご覧下さい。
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/04saigaitaisaku/index.htm

次回(8/27)は、大反響の「地震特集」第4弾!
実際に、去年10月23日の新潟県中越地震の際、
被災者を救出した東京消防庁「ハイパーレスキュー」の
指令隊長さんに迫真の体験談を語っていただきます!

メール tuka@1242.com
またはトップページからどうぞ。




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