東京が抱える様々な問題に対する都の取り組みを調査。
問題の背景にあるものを、掘り下げてお伝えします。

■2005年7月9日(土曜)第15回

『地球人よ目を覚ませ!環境にやさしい省エネ…あなたはやってますか?3』

■先週のおさらい

梅雨明けも間近になって、すぐにエネルギー消費量が、
飛躍的に増える真夏がやってきますが、
ご存知のように、二酸化炭素などの「温室効果ガス」で、
今、地球の機構バランスが、大きく崩れつつあります。
東京都だけを例にとっても、なんとこの100年間で、
平均気温が3度も上昇。21世紀の後半には
「人類そのものの存続さえ、危ぶまれる状況にある」といいますから
今や、誰もが見過ごすことの出来ない問題となってきました。
まさに、我々1人1人が「省エネ型ライフスタイル」というものを
意識していかなければならない時代に突入したといってもいいでしょう。

■東京都の取り組みは?



今回は、ニッポン放送報道部・都庁担当の岩下記者が、
東京都がどんな取り組みをしているのかレポートしてくれました。

<都の取り組みのポイントは2つ>
1.温暖化対策…二酸化炭素などの放出を防ぐ対策  (予防)
2.ヒートアイランド対策…少しでも気温を下げる対策(対症療法)

<温暖化対策の内容は?>
1.省エネラベリング制度
 この7月から家電量販店などで、家電製品の「省エネラベル表示」が
 義務付けられるようになった。(トリプルA〜Cまでの5段階表示)
 エアコン・冷蔵庫などを購入する時は、ラベルをチェックすべし!)
2.マンション環境性能表示(今年10/1〜)
 「建物の断熱性」「設備の省エネ性」など、星3つ〜星1つまで
 「環境に配慮したマンション」を、3段階に分けて表示。
 新築マンションの販売広告に「環境性能に関する情報」を表示義務付け。

<ヒートアイランド対策の内容は?>
1.都庁舎グリーン化プロジェクト(3年前に完成)
 東京都議会議事堂の屋上を緑化。二酸化炭素を放出しない
 「太陽光発電設備」を設置。
2.保水性舗装の実験(普通の舗装に比べ10度下がる!)
 ヒートアイランド現象の緩和のため、
 道路の表面温度が上がることを抑えるべく「保水性舗装」を
 新宿区西新宿2丁目・調布市野水1丁目の都道で実験中。
 →雨の日に吸収した水分を「保つ」〜保水性…打ち水と同じ効果!
3.学校の校庭の芝生化
 二酸化炭素駆逐のためには、酸素を作り出す「緑」を増やす!
 杉並区立和泉小学校では校庭に芝生を敷き詰めている。
 (隣接する中学校は依然、土の校庭→10度の温度差が!!
 芝が太陽光の熱を吸収してくれる&照り返し防止!!)

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