東京が抱える様々な問題に対する都の取り組みを調査。
問題の背景にあるものを、掘り下げてお伝えします。

■2005年5月7日(土曜)第6回

『街に溢れる有害情報から、子供たちを守れ!
      “青少年育成条例”は、役に立っているのか、否か!』




すっかり「美しき十代」「ガラスの十代」といった枕詞は聞かなくなった昨今。
代わりに聞かれるようになった言葉は「荒れる十代」…、
「性に対するモラルが欠落してしまった十代」…とまぁ、実に、嘆かわしい限りです。
やはり、子供たちが安心して育つ環境を作るのは大人の責任。
そこで今週・来週と、去年の6月に施行された
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」…
いわゆる「青少年育成条例」の実態について、検証してみたいと思います。

■「青少年育成条例」とは?
そもそも「青少年育成条例」で、どんな事が決められているのでしょうか?

●指定図書類の包装
 「東京都青少年健全育成審議会」が「有害」と指定した
 本や雑誌・ビデオなどはビニール包装、またはヒモを掛ける。
●指定図書類の区分陳列
 他の図書類と明確に区分けして、本棚を別にしたうえで、
 「青少年制限」という掲示を施さなければならない!
 あるいは…150センチ以上の場所に、並べなければならない!
 (背が高い中学生なら、楽勝で届いてしまうが…)
●指定玩具類・指定刃物などの制限
 いわゆる「大人のおもちゃ」、人を殺傷する恐れのあるおもちゃ、
 仕込みナイフ・バタフライナイフは、青少年に売ってはならない。
●雑誌・ビデオ類自動販売機等の規制
 エッチな本や、大人のおもちゃは、自動販売機での販売不可。
 (思えば最近、H本の販売機、見なくなったような気が…)
●深夜立ち入り制限施設
 「カラオケボックス」「まんが喫茶」「インターネットカフェ」など
 施設の経営者は、午後11時から翌日午前4時まで、
 青少年を立ち入らせてはならない。
●深夜外出の制限
 誰も保護者の同意なく、または正当な理由がないのに、
 深夜に青少年を連れ出したり、とどめてはいけない。

■果たして「条例」施行後の実態は?
聴取者の方からは「コンビニの店頭の雰囲気が変わった」
「カラオケボックスが溜まり場になっている現状は不変」など
様々な現状が寄せられていますが、果たして実態はどうなのか?
来週は、東京都の担当者とつないで、さらに、この問題を詳しく検証してまいります!
お聞きのあなたも、青少年育成条例に関する「ご意見」、
青少年の実状など「体験談」をお寄せください!

メール tuka@1242.com
またはトップページからどうぞ。





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