東京が抱える様々な問題に対する都の取り組みを調査。
問題の背景にあるものを、掘り下げてお伝えします。

■2005年4月23日(土曜)第4回

『平和な日々に襲いくる、突然の恐怖!架空請求詐欺の実態とは!<2>』



先週のおさらい


■「見てもいないアダルトサイトからの料金請求メール」
■「脅し口調の振り込め電話」
■「聞いたこともない債権業者からの、借金請求ハガキ」!
■様々な手口で、人の金をかすめ取ろうとする“架空請求詐欺”。

被害は年々、増加の一途を辿っておりまして・・・
全国レベルでの被害金額は、昨年だけで54億円!
東京都だけでも、実に3億5千万円の被害が出ています。

そこで、きょうは「東京都消費生活総合センター・相談課課長」の
三木明香(みき・あきか)さんに架空請求詐欺の現状と対策について
お話を聞きました。

架空請求詐欺の「四大手口」

■「パソコンのメール」(約30%)
■「携帯電話」(約30%)
■「携帯メール」(約20%)
■「ハガキ」(約10%)

かつてはハガキが主流だったが、現在は「携帯」が5割。
ココへ来て「パソコン」の割合が急増中。
メールにあるアドレスをクリックすると、
アダルトサイトに繋がって、自動登録されてしまう。
まるで「個人情報」を掴まれてしまったかのように思えるが、
冷静に考えれば、クリック1つで個人情報が、
犯罪グループに渡ってしまうことはない。
スケベ心の後ろめたさに付け込んだ「詐欺」なんですね。

架空請求詐欺への「対処法」

■身に覚えのない「請求」が来た時は、基本的に「無視」!
■メールが来ても、うっかり返信しない。
 (相手にメールアドレスを知られるきっかけになる)
■電話で文句を言うのもご法度
 (相手は脅しのプロ。着信履歴が残って付け込まれる)

東京都の対策

■ホームページで「架空請求事業者名」や「架空請求サイト」を公表中!
■さらに、事業者が使った銀行口座の凍結、
■携帯電話の「利用停止」を携帯電話事業者に要請!
■携帯電話事業者でも、架空請求に使われやすい
 プリペイド式携帯電話の本人確認の強化を実施。
 本人確認がとれない場合は、電話を利用停止に。
■今年3月から「電話警告」に加え「メールでの警告」も実施。
■「架空請求110番」による電話相談を実施。(月〜金9:00〜17:00)

詳しくはホームページ「STOP架空請求」をご覧ください。
http://www.anzen.metro.tokyo.jp/net/




架空請求に関するメール・ハガキ、
数多くお寄せいただき、有難うございます。
来週の「ジャーナル東京」は、GWスペシャル!
「安くてゴールデンウィークでも空いている穴場」を
ご紹介したいと思います。
お聴きのあなたがご存知の場所を、こっそり教えてください!

メール tuka@1242.com
またはトップページからどうぞ。



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