東京が抱える様々な問題に対する都の取り組みを調査。
問題の背景にあるものを、掘り下げてお伝えします。

■2005年4月9日(土曜)第2回

『今、子供の命が危ない!
自転車の前と後ろに子供を乗せた“三人乗りのママチャリ”!2 』



先週のおさらい


■前後にお子さんを乗せた“ママチャリ”では
  実際、転倒事故・交通事故が、毎年頻発!
■幼児用座席を前後に取り付け、2人乗せるのは「法律違反」!
■ところが…「1人をキチッと背負っている場合」には、
  3人乗りでも、法律上は、お咎めナシ!
■でも、法律上は問題がなくても、危険性に変わりはなし!

先週は(山本かおる)さんの体を張った実験も踏まえ、
こうした問題を提起したところ、いろんなご意見を頂きました。
さっそく、塚越アナ&山本かおるさんが紹介していきます。



お聴きの皆さんからのご意見〜一部

■近所のスーパーで、幼児用座席に乗せたまま停車中の
  自転車が子供が足をバタバタさせたことで転倒、
  子供が地面に叩きつけられたのを目撃。
  「幼児用座席」は全面禁止でもいいのでは。
  (台東区・37歳)
■自転車では、いつもヒヤヒヤさせられている。
  マナーは守りたいもの。
  (江戸川区・男性)
■都内在住の外国人は、子供にしっかり
  ヘルメットをかぶせている。いい所は学ぶべきでは…。
  (府中市・75歳)

そこで東京都生活文化局・交通安全対策室・担当課長、
小林義明さんに聞いてみました。

現状&東京都の取り組み



◆「自転車に同乗している幼児が、交通事故に巻き込まれてケガ」、
  都内で毎年、1年間に約「500件」以上!
◆幼児用座席を使って「子供にケガをさせた」保護者…37・3%!
◆ケガの場所・1位は…「頭」(36.2%)
  自転車事故によるケガで、頭蓋骨を骨折してしまったケースも。
  (ほかの府県では死亡事故もありました)
◆都では「ハートフルメット・TOKYOキャンペーン」展開中。
  “幼児用座席に乗ったお子さんにヘルメットをかぶってもらう”
  キャンペーン!(4月1日〜4月30日)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2005/03/20f3n100.htm

◆欧米では、幼児用ヘルメットが、義務付けられている所も多いが、
  日本ではまだ、ほとんど定着していないというのが現状!
◆実験結果では、転倒事故で頭を打った場合は、約1トンの衝撃!
  ヘルメットを付けていれば、約6割も、衝撃が軽減される!
◆にもかかわらず、日本では「周りがつけていない」「恥ずかしい」
  そんな理由でヘルメットをつけない子供が多い。
◆カジュアルな子供用ヘルメットも出来始めた
  今回のキャンペーンでは、ヘルメット無償提供スポットを
  集中することで「まわりのみんなが付けている!」
  「恥ずかしくない!」という意識を持たせるようにしたそうです。

ヘルメット選びのコツ

「丈夫で軽いもの」「子供が好きになれるもの」…コレに加えて!
「一度、衝撃を受けたヘルメットは、絶対に二度と使わない」!

※ヘルメットは一度事故にあったら、終わり!
  外見上は大丈夫そうでも、中が破損していることが多いそうです。
  お宅の「ヘルメット」は大丈夫ですか?



来週は、いわゆる「架空請求詐欺」の問題を取り上げます。
突然届く「まったく身に覚えのない請求ハガキ」「請求メール」!
実際に「こんな架空請求のハガキが届いた」というお話!
「思わず、払っちゃった!」あるいは
「こんなやり方で対処した!」というお話!
是非、「体験談」をお寄せください!
メール tuka@1242.com
またはトップページからどうぞ。



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