2005年8月
「トヨタ飛び出せ街かど天気予報」この時間、お天気を伝えてくれるのは、
「晴ればれキャスターズの山口良子さんです。
毎月テーマを決めて、いろいろな場所からお天気をお伝えするのですが・・・
8月31日は野菜の日。そこで今月は「江戸・東京発祥の野菜」といういうテーマで
東京の野菜の発祥地を廻っていきます。

2005年8月27(土曜) 香取神社



今月の最後は、蓮根の産地だった…江戸川区葛西の香取神社に
やってきました。中継時の気温は、26.9度。残暑が厳しいですね。



かつてこの地帯は、お盆の頃となると見渡す限りの蓮の葉に
覆われるほど、蓮根栽培が盛んで、「葛西蓮根」の名は関西や
東北市場にまで知れわたり、この辺りは、その中心地でした。
蓮根は、江戸中期からわずかに作られていたようですが、
明治中頃に、稲作より蓮根のほうが各段に儲かるとあって、
栽培が急速に広まり、昭和40年代まで営々と続いていたそうです。



入り口からはいると、なかなか奥行きがありますよ。
静かな、良いところですね(^^)



葛西蓮根は、柔らかくて歯切れのよい独特の風味は、見通しがきく
縁起物ということもあって、市民に長く愛好されてきました。
こうやって、「江戸・東京発祥の野菜」を探して回るのも面白いですね(^^)



2005年8月20(土曜) 成子天神



今回の江戸・東京の野菜はマクワウリの特産地であった
新宿成子天神にやってきました。中継時の気温は28度。
エアコンが効いた車から出たら…眼鏡が曇ってしまいます(^_^;)
まあ…暑いですよ(^_^;)



ここ成子天神を中心とした地域は、江戸時代マクワウリの特産地
だったそうです。記録によれば、江戸に幕府を開いた徳川家は、
美濃の国真桑村から農民を呼び寄せ、鳴子と府中の是政村に
御用畑を設け、マクワウリを栽培させました。



マクワウリは根が浅く、土の乾燥に弱いので、土に湿り気のある
神田川流域の当地は適地でした。
その後、新宿に宿場が開かれたため、栽培は次第に盛んとなり、
この地域が鳴子坂と呼ばれていたので、鳴子ウリと呼ばれ、
明治にいたるまで特産地として栄えたそうですよ。
鳴子ウリは小型のウリで、果肉は緑色で甘味に富んで、当時は
甘い物が少なかったので水菓子として貴重な野菜でったそうです。



ここの社殿に7個の力石がおいてあります。昭和初期まで大祭の時に
村の若者たちの力比べに使われたそうです。卵形の自然石に40貫目
(150キロ)から58貫目(218キロ)の石がありました。重そうです(^_^;)



2005年8月13(土曜) 大鳥神社



東京発祥の野菜、今回は豊島区雑司が谷にある大鳥神社に
やって来ました。雑司ヶ谷の鬼子母神の側にありますよ。



東京発祥の野菜、今回は豊島区雑司が谷生まれの「雑司ヶ谷ナス」です。
江戸時代、雑司ヶ谷村の畑は、江戸への野菜供給地としてナスのほか
大根や青菜などを生産していました。とくに味が良いと評判になった
雑司ヶ谷ナスは江戸時代後半から大正時代の中頃までもてはやされた
そうですよ。



ナスはその用途が広いため需要も多くて、キュウリと並んで夏野菜
の中で重要な位置を占めていました。
文献によると当時の北豊島郡(現在の荒川・板橋・北・豊島・練馬の各区)
のナスの作付け面積は、約200ヘクタールと記されています。



今日は、ちょっと雨が降っていました。中継時の気温は25度。
いつもよりは、過ごしやすい気温ですね(^_^;)



2005年8月6(土曜) 品川神社



今月の8月31日は「野菜の日」
そこで今月は、「江戸・東京発祥の野菜」というテーマで
東京の野菜の発祥地を廻っていきます。
今回訪れたのは品川ネギの発祥の地、ゆわれの碑がある品川神社に
やってきました。



この階段…急でしょ(^_^;)
中継時の気温は、27.2度。階段を上っただけで汗びっしょりに
なってしまいました。つらかったですよ。
ほんと暑い日が続きます…。



品川は、江戸湾に面し、港町、宿場町として栄え、町をささえる漁業や
農業も盛んで、特に農業は目黒川、立会川流域の低湿田地帯と
荏原台地に広がった畑地で、年貢のための稲作を中心に麦や雑穀を
作る農業が行われていました。野菜は荏原郡の中でも早く産地として
発展し、大阪方面から入植者が持ち込んだネギの栽培が、品川宿の
周辺から広がり、「品川ネギ」として産地化しました。



品川神社。なかなか良いところですよ。…富士山も有るのです(^^)




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