2004年11月放送


「トヨタ飛び出せ街かど天気予報」この時間、お天気を伝えてくれるのは、
「晴ればれキャスターズの山口良子さんです。

毎月テーマを決めて、いろいろな場所からお天気をお伝えするのですが・・・
今月のテーマは、…さつまいもがおいしい季節になってきました。
また今月1日には新しいお札が発行されました。(^^)
と言うことで今月は「お札とおさつは今が旬」と題して廻っていきます。



2004年11月27日(土曜)


今月最後の中継地は、きっと皆さんもお札の中では
一番好きな一万円札の肖像画、
福沢諭吉が創立した慶應義塾大学です。



福沢諭吉は大阪生まれ、37歳の時に
「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ、人ノ下ニ人ヲ造ラズ」
の有名な一節で始まる「学問のすすめ」を発表し、
その思想が共感を呼んだそうです。



胸像の後ろにはレンガ造りの洋館が建っていました。
この建物は旧図書館で1912年に建てられた
チューダーゴシック様式で国の重要文化財です。
煉瓦と花崗岩による造りで慶応義塾大学三田
キャンパスを象徴する建物ですよ。



中継時の都心の気温は16.1度。昨夜は風が強かった
ため落ち葉のお掃除が大変そうでした。
大きなイチョウの木もこんなに色づいていましたよ。



2004年11月20日(土曜)


今日は旧1000円札の肖像画になっている夏目漱石
ゆかりの地、新宿区西早稲田の漱石公園をご紹介します。



この公園は夏目漱石晩年の住居があったところで「三四郎」「門」
「心」などの代表作が次々と生まれた場所です。
平成3年には富永直樹さん作の漱石の胸像が落成されました。


公園内には猫塚がありますが、これは漱石の遺族が家で
飼っていた犬や猫、小鳥の供養に建てたもので
「我輩は猫である」の猫とは関係ないそうです。



中継時の都心の気温は12.9度。
雨も上がり次第に青い空が広がってきました。
漱石公園の近くには漱石の父親が自分の性をつけた
「夏目坂」があり、漱石の生家跡の碑が建っていました。



2004年11月13日(土曜)


「お札もおさつも今が旬」、今週は新1000円札の肖像画になった
野口英世の銅像がある上野公園です。
上野公園のイチョウの木はやっと黄色く色づき始めたくらいです。



野口英世の銅像は上野公園大噴水横の木立の中に昭和26年に
建てられました。医学者、野口英世は1876年福島県に生まれ、
黄熱病研究の途中、自らその病気に感染してしまい、
51歳の生涯を閉じました。



英世は1歳半のころにいろりに落ちて左手に大火傷を負い
手術したものの、完治することはありませんでした。
この銅像の右手には試験管が握れれていました。



中継時の気温は13.6度。風が冷たい朝でした。
今日は東京で昨年より4日早く木枯らし一号が吹きました。
ギンナンもたくさん落ちていましたので、ぎんなんを拾って
いる方もいらっしゃいましたよ。


2004年11月6日(土曜)


さつまいもがおいしい季節になってきました。また今月1日には
新しいお札が発行されました。
そこで今月は「お札とおさつは今が旬」と題してお札に
描かれた人々と関係の深いところを廻ってみたいと思います。



今週は女性で初めてお札の肖像画に採用された樋口一葉に
関係の深い台東区の竜泉寺町です。
こちら一葉記念館の向かいにある一葉記念公園には
「たけくらべ」の記念碑がありました。
一葉は明治5年3月25日に生まれ、肺結核のため
24歳という若さで短い生涯を終えました。



こちらは一葉旧住居跡の碑です。一葉の代表作「たけくらべ」は
ここ竜泉寺町が舞台となっています。



中継時の気温は16.0度。記念館入り口にはサザンカがきれいに
咲いていました。一葉は他にも「にごりえ」「十三夜」といった作品も
書いています。読書の秋、まだ一葉の本を読んでいない方、
この機会に一度読んでみてはいかがでしょうか?