10月17日 次回10月23日の放送は「追悼 谷啓さん」

ラジ天ブログ「カメ&セイドー」
#29「谷啓さん追悼」

亀渕    「ラジオアーカイブ 発掘!ラジオ天国」。
      お相手を務める亀渕昭信です。
青銅    番組を構成している作家の藤井青銅です。
      いきなり、ブログが始まっちゃいました。
      ここでは、番組からこぼれた亀渕さんの貴重なお話なんかを
      紹介していこうと……
亀渕    ね、ちょっと待った。どうでもいいけど、重くない、これ?
青銅    なにがですか?
亀渕    あなたの「青銅」って名前、文字面が重くて、堅くて、画数も多い。
      …人のことは言えないけど。
青銅    たしかに。亀渕青銅亀渕青銅亀渕…って並ぶと画面が黒っぽくなる。
亀渕    なんとかならない?
青銅    なんとかって…、これ、名前ですから。
カメ    私はカメでいいよ。ほら、これ。軽くなったでしょ?
セイドウ  なるほど。じゃ、僕はこれですか?
カメ    う〜ん、まだ重いね。
せ〜ど〜  じゃ、これは?
カメ    それは軽すぎるんじゃない? 極端だね、あなたも。
セイドー  じゃ、中とって、このへんでいかがでしょう。
カメ    「中とって」なんていかにも日本人的だけど、ま、いいか。苦しゅうない。
セイドー  御意。…で、殿、今回は、先日お亡くなりになった谷啓さんの特集です。

クレージーはラジオの人じゃなかった

カメ    谷さんは、私より全然、先輩だからね。
      お名前の元になったダニー・ケイは子どもの頃から知ってるし、
      音楽の元になった「スパイク・ジョーンズとシティ・スリッカーズ」も
      知ってたけどね。
セイドー  いま、スパイク・ジョーンズって映画監督がいますけどね、
      「マルコビッチの穴」の人。
      そうじゃない方のスパイク・ジョーンズ
      (1940年代、アメリカのコミックバンド・プレイヤー)。
カメ    そういう説明、いる? このブログに?
セイドー  いらないですかね?
カメ    どういう方が読んでくださるかによるね。コンセプトは?
セイドー  まぁ、まぁ…、始まったばかりのブログですから、
      だんだんに方向を定めていきましょうや、ご隠居。
カメ    ご隠居! 最初は「殿」だったのに…。
セイドー  で、コミックバンドです。
カメ    コミックバンドってのは音楽がうまくなきゃいけない。
      実際、クレージーキャッツは、植木さんも凄くギターがうまくて、
      谷さんもトロンボーンがお上手だった。
      「この人たち、うまいんだなぁ」と思って、見てたね。
セイドー  放送との係わりはどうでしょう?
カメ    二つあると思うんだね。
セイドー  二つ?
カメ    社会でおきたことをすぐ風刺して笑いに変える番組。
      一つは、フジテレビの「おとなの漫画」(昭和34年・1959スタート)。
      のちにドラゴンクエストで有名になる、すぎやまこういちさん演出のね。
      その前の時代は、ラジオだと、三木トリローさんの…
セイドー  「日曜娯楽版」。NHKの。(昭和22年・1947〜昭和27年・1952打ち切り)
カメ    そう。その二つがエポック・メイキングだと思う。
      だから、クレージーはラジオの人じゃなかったんだよ。
      テレビ時代の人ね。
      でも、ニッポン放送でいろいろ番組やってたはずだよ。
      ニッポン放送はナベプロ関係強かったから。
セイドー  はい。アーカイブを探してみると……
      「クレージーの陽気なコーナー(出演/クレージーキャッツ・横山道代)」
      (昭和38年・1963)、
      「サラリーマン虎の巻(出演/ハナ肇・植木等)」(昭和37年・1962)、
      「こいつぁ朝からシャクだった(出演/谷啓・横山道代)」
      (昭和37年・1962)、
      「男同志は友達だい(出演/谷啓・江木俊夫・犬塚弘)」(昭和40年・1965)、
      ……なんて番組リストが出てきました。
カメ    クレージーも谷さんも、私の先輩たちがやっていた番組だね。
      私がわかるのは1966年以降だから。
      ドリフの番組はADについてたことあるけど。
セイドー  へえ、そうなんですか。
カメ    クレージーの番組は、ちゃんと作家さんがついてて、
      構成台本があって、セリフ割り振ってたと思うな。
      だって、あれだけ人数いると、クロストークになって大変だもの。

「出世太閤記」は何度でも登場する

カメ    ニッポン放送で谷啓さんといえば、アレだろ?
セイドー  アレです。
カメ    またやるの、アレ?
セイドー  やりましょう。「マイケル・ジャクソン出世太閤記」
      (昭和59年・1984 原案/小林信彦 演出/大瀧詠一 脚本/藤井青銅 
       主演/片岡鶴太郎〜郷ひろみの声・橘家円蔵の声・近藤正臣の声・
       具志堅用高の声・森田健作の声)。
カメ    何度も放送するねえ。
セイドー  今回は、マイケル追悼ではなく、谷啓さん追悼で。
      だいたいあれは、実は「谷さんにガチョ〜ンのやり方を伝授してもらう」
      というのが、裏コンセプトのドラマだったんですから。
カメ    ひどいね。マイケル・ジャクソンは出汁か。
セイドー  今回は、谷啓さんと片岡鶴太郎さんのからみのシーンにスポットを当てて、
      紹介します。
カメ    だけど、さすが大瀧さんの音楽の編集だ。
      あの「スーダラ節」のイントロから「ピンクパンサー」に入るとこなんか、
      凄いね。
セイドー  萩原哲晶とヘンリー・マンシーニ、夢のコラボ!
カメ    まさか、コラボするとは思ってなかったろうな、どっちも。
セイドー  ぜひ、そこんとこも聞き逃さないよう。
カメ    お楽しみに!