2007-08-24更新

『地球さんは怒っているんだぞ!』

多治見と熊谷で、
40.9度を記録し、
東京電力では、
今夏最大電力需要を、
記録した。

柏崎刈羽原発が、
全面停止が続き、
綱渡りの状態が続く。

今年の高校野球、
決勝が早実対駒大苫小牧だったら、
どんなことになっていたのだろう。

電力の需要バランスが崩れて、
需要が供給を上回った場合、
最悪の場合停電になるという。

気温が40度近い日に、
クーラーは止まり、
エレベーターには閉じ込められ、
病院の機器は機能停止になる。

セーフティーネットが、
何段階も設けられているとはいえ、
想像以上のことが起こるだろう。

ただでさえ熱中症の人が、
3000人にもなるのに、
いったいどうなってしまうのだ。

大都市を襲う地震のように、
大停電もまさに、
「今そこにある危機」だ。

先日、スーツにネクタイで、
国会議事堂の前に、
立たされることになった。

もはやこの国は、
湿気の多いまま、
熱帯地方に移動したのだと、
思うしかない、
猛烈な暑さだった。
 
先月早朝に、
クマゼミの鳴き声が、
礫となって降りかかる、
大阪御堂筋を歩いた。

関西に住んでいたから、
クマゼミのそれは、
迫力があるとは知っていたが、
それにしてもの、
鳴声だと驚いたものだが、
やはり今年はクマゼミが、
大阪で大量発生しているようだ。

光ファイバーのケーブルに、
卵を植えつける被害も、
発生しているが、
日々の報道の中で様々起こる、
あんなことこんなことが、
後々すべての悲劇に、
結びついて行く、
パニック映画の序章を、
観ている気分になる。

一年後の北京オリンピック、
開会式の行われる、
8月8日は例年雨が降るので、
人工的に雨を消す作戦を、
考えているらしい。

雨雲に向けて、
ロケットや航空機を飛ばし、
ヨウ化銀などを散布し、
雨を降らす技術は、
以前から知られているが、
これを応用して、
雨雲が北京の上空に来る前に、
降らしてしまおうという作戦だ。

俺の身体をこんなにしておいて、
この期に及んで、
気象をコントロールしようなんて、
思い上がるのもいい加減にしろと、
地球が怒らなければいいのだが・・・

ニッポン放送
うえやなぎまさひこ