2005-04-17更新

『にがてなこと』

16日の土曜日、
赤坂泰彦さんの進行で、
4時間にわたって、フジテレビの、
アナウンサーの皆さんと、
クイズで対戦した。

結果はご存知の通り、
ニッポン放送の惨敗。

どちらを応援するかで、
賞金も出ていたので、
ニッポン放送を応援した、
リスナーの皆さんからは、
馬鹿か!アンタ達は!という、
抗議のメール、電話が殺到したそうな。

いやはや申し訳ない。
素直に反省いたします。

軽部さんとの対戦もそうだが、
他の問題も、ほとんどハズしてた、
まったくダメな一日だったなぁ。

放送では何回か話したが、
私はインタビューされるのが、
ホントに苦手で、
いまだに、人の番組に出ると、
緊張してしまう。

毎日2時間半も、
ペラペラしゃべってて、
今さら何言ってんだと、
お思いだろうが、
質問に、当意即妙、
トンチのきいた答えを
しようとした瞬間に、
あがってしまうから厄介だ。

今回も、まんまとその罠に、
はまってしまった。

番組を進行しているほうが、
よっぽど楽なのだねぇ。

話し変わって中国の反日デモ。

反日教育を受けた世代の行動で、
政府に対する不満の、
ガス抜きであるという説は、
早くから言われていた。

あるいは中国沿岸部と、
内陸部の貧富の差が、
根底にあるともよく言われる。

それから、学生の中にも、
ひとかたまりの超エリートと、
こんなに努力しても、
報われないという学生がいて、
後者が、それは日本企業が、
中国を牛耳っているから、
デモをするという説もある。

また、一般市民はなんでこんなに、
道が混んでいるのかという、
認識しかなく、ごく一部の人間が、
デモをしているだけという説もある。

切り取られた映像だけでは、
何が真実なのかを、
判断することが難しい。

中国では新聞、テレビがほとんど、
この事態を報じない。

かの国には、ジャーナリズムが、
存在していないということだ。

その反面、インターネット上では、
日本に対する憎悪だけが、
増幅され、一人歩きし、
その憎悪がパソコンを、
扱う人間の周囲に広がっている。

ジャーナリストの思い上がりを、
批判する人がいる。

ネット上の情報を、
それぞれが判断すればよいと、
いう人もいる。

切り取られた映像で判断するか、
訓練されたジャーナリストの、
フィルターのかかっていない、
ネットの情報で判断するか。

どちらか一方に偏る事の、
危うさを感じる事件だ。

しかし、憎悪という感情は、
人の感情を一つにまとめやすいだろうが、
結局なにも生み出さない。

これだけは明らかな事だと思う。

ニッポン放送
うえやなぎまさひこ