2007-10-02更新

『勇気凛々』


「お早うGooD Day!」
という番組を、
今週から立ち上げた、
上柳昌彦です。

と、一応始めましての、
ご挨拶から・・・

「のってけラジオ」
「サプライズ!」と、
番組のブログを書き続けて、
8年になるだろうか。

しかし自分の名前を、
漢字で書くことがなんだか、
妙に新鮮な私。

肩の力を抜いてとか、
もっとゆっくりとか、
色々あるけれど、
とにかく今一番聞きたいことを、
今一番聞きたい人に、
毎朝聞けることの、
大変さと幸せを感じている。

そりゃ付け焼刃で、
知識を仕込んでいるのは、
バレバレだけど、
あらら、まったく知らないことだ!
なんてことも日常茶飯事だけれど、
時代の流れの中に、
身を投じているというか、
身を任せていることは、
やはり面白い。

と書きながらまだ2日目が、
終わったばかりなのだが。

きょうは11時から、
新橋演舞場に、
中村勘三郎さんの、
歌舞伎を観にいった。

今回勘三郎さんは、
朝11時から三つの演目をこなし、
1時間休んでから、
今度は夕方4時半から、
森光子さんと二幕物のお芝居を、
夜の7時半まで演じている。

強靭的な体力気力である。

午前中の歌舞伎では、
親子で連獅子を演じている。
首を振り続けるあれである。
長い長い獅子のたてがみ?を、
ブンブン振るのである。

本当は首ではなく、
腰で回すのだそうだが、
普通これだけで一日の体力を、
すべて使い果たしてしまう。

にもかかわらず、
次から次へと観客を惹きつける、
芝居を繰り出すのである。

「歌舞伎役者ってのは、
あぁた、あんなモンじゃ、
へばらないよぉ」と、
言われそうだが、
あの舞台を観てしまうと、
当方、眠いのへちまのと、
言えなくなってしまう。

「そこにお客様がいる限り、
あたしゃ演るンだよぉ」
その心意気を見せつけられ、
勇気凛々の上柳なのである。

ニッポン放送
上柳昌彦