10月10日(火)

『空を見る日』

日本記念日協会の「今日は何の日カレンダー」によれば、今日は「空を見る日」だそうです。長野県の文化人グループ「信濃にやか」の加瀬清志さんが、昭和39年のこの日、東京オリンピック開会式の空が素晴らしくキレイだったことから10月10日の10時10分、みんなで空を見る日にしようと提唱。
自分が主催する日本記念日協会に登録しました。様々な反応があったそうです。「授業を中断して生徒たちと空を見ました」という先生。「入院室の窓から空を見ました。少し勇気が出ました」という療養中の方。空というつながりから、たくさんの「心」がつながりました。大正時代の詩人、八木重吉もいつも空を見ていた人だったらしく、29年の生涯で書き残した2200編の詩の中には、圧倒的に「空」の作品が多いんです。たとえば『息をころせ 息をころせ 赤ん坊が空を見る ああ 空を見る』『空のようにきれいになれるものなら はなのように しずかになれるものなら 価なきものとして これも捨てよう あれも捨てよう』10時10分になったら、みんなで空を見てみませんか?