今週のゲストは渡辺真理さん。これまでに様々な番組で個性的なパートナーとタッグを組んできた渡辺さんに、偉大なパートナーとの秘話から今のテレビについてお話しいただきました。

猛獣使い！？の渡辺さんが語る須田慎一郎とは？

東島：渡辺真理さんは、神奈川県横浜市のご出身です。国際基督教大学を卒業後、TBSにアナウンサーとして入社、様々な番組を担当され1998年にTBSを退社され、「ニュースステーション」を６年間務められました。現在は「そこまで言って委員会」の副議長としてもご活躍です。

須田：昔から第一線でバリバリという感じですね。なぜ本日お呼びしたのかと言うと、「そこまで言って委員会」でご一緒させていただいているんです。なぜあの番組を引き受けたんですか？

渡辺：私こそなんで担当させていただいているんだろうと思いながらやっていますけど、なんでお声がけいただいたんでしょうね。

須田：猛獣使いの典型ですよ。訳わからない連中が山ほど出ている中で、渡辺さんがいらっしゃらなかったらあの番組は成立していないんじゃないかと。

渡辺：全然猛獣使いとかではないんですよ。あの方達が猛獣かと言ったら猛獣だと思うんですよ（笑）。中でも一番の猛獣がそんなことおっしゃるんだなと思って面白く聞いていたんですけど。

須田：ありがとうございます（笑）

東島：一番聞きたいのは須田さんとの接し方なんです。仕事編とプライベート編でそれぞれ教えていただきたいのですが。

渡辺：今、須田さんがここにいないこととして話しますと、須田さんってどこの誰も着ていないような派手な洋服をお召しになるんですが実際はものすごい繊細な感じがします。そして女性の好みもすごくストライクゾーンが広いように見せかけて、意外にとても狭いのではないかと。ご自分のプロデュースは完璧になさっているんだけども、シャイがなせる技のようなきがする・・。

須田：あの、今日は私のことを話す番組ではないので。今日、ゲストの選択を間違えちゃったような気がするんですけども（笑）、今日伺いたいのは、筑紫哲也さんや久米宏さん、ビートたけしさんなどの歴代のパートナーたちと一緒に仕事をされて、全然タイプの違う方達とよく仕事ができたなということなんです。

歴代のすごすぎるパートナーとの共演で感じたこととは？

渡辺：アナウンサーの師匠は久米宏さんなんですが、ニュースステーションで久米さんとご一緒させていただいた時に、テレビの四隅にまで気を配られる、いわゆる画面のプロデューサーというところがあってそんな久米さんに言われたのが「きみは恵まれているからね」という言葉。バブル時代に入社して、色々な番組に参加させていただいてきたことを全てわかった上で向かい入れてくださった。
今も辛坊さんとご一緒させていただいているのは本当にラッキーで、これらの方々とご一緒させていただいてきたことは「恵まれている」という最大のポイントなんですが、だから立っているだけでいいんですよね。どなたも一人でできる方でしょ。

須田：でも、一人でできる方ばかりだけど一人だと物足りないですね。一人だと不自然さがあるというか・・。

渡辺：だからと言って私が隣にいてよかったかということは本当にわからないし、そういう意味で本当にお手伝いできてきたかはわからないですね。

須田：歴代のパートナーを組まれてきた方の中で、やりやすかった方ってどなたかいらっしゃいますか？

渡辺：そこが私のいけないところだと思うんですけど、「やりやすい」とか「やりにくい」がないんですよ。

須田：逆にポジティブなところかもしれないですね。

渡辺：久米さんとかに言わせると、「逆にきみに合わせてるからね」と言われちゃうと思うんです。

須田：久米さんって画面からも細かさというかある種の神経質さが伝わってくるんですよ。そうすると相当気を使わなきゃならないだろうなとかね。

渡辺：気を使おうとはしていました。でも使えていなかったんじゃないですかね（笑）

その他にもビートたけしさんとパートナーを組んだ時の心構えや、樹木希林さんのインタビューでテレビ史の流れについて聞いたお話、今のテレビへの思い、そして実は大のお菓子好きについて語っていただきました。

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