南原清隆のスポーツドリーム

ニッポン放送「トヨタスポーツドリーム」(11月22日放送)。

「公開放送を観に来てくださったお客様から荒川静香さんに質問！！！」

質問1「あがり症を克服するには？緊張をほぐす方法は？」
荒川「私も知りたいですよ！すぐ緊張してしまうので、極度に緊張したら
現実逃避しちゃいます(笑)」

「オリンピックの時はどうだったんですか？」
荒川「”楽しんでやろう”と、そういう暗示を自分自身にかけました。
アマチュア最後の試合なんだから楽しもうと。
実際リンクに立つのはひとりだけど、みんなで歩んできた道のりを背負って
みんなでリンクに立っているんだという気持ちでした」

「プレッシャーはありませんでした？」
荒川「プレッシャーと感じずにみんなでリンクに立っている温かさみたいな
ものを感じていました。そう思うだけで精神的に全然違いますよ！
開き直らないとやってられないくらいオリンピックは緊張するんです！」


質問2「ソフトボールの試合でミスして落ちこんだ娘を励ますいい方法は？」
荒川「ミスをすると怒られると思って緊張してまた同じミスを犯しているんだと思います。家族としては起こってしまった事は仕方ないとして、
”今度はミスしないようにがんばりなさい”と声をかけるのがいいのでは。
練習が結果を生むと思いますので、いい練習ができる環境を
作ってあげてください」

「荒川さんはミスしても家族に普段通りにしてくれた方が良かったですか？」
荒川「今思えば、やけに明るかったりだとかしてくれてたかもしれません。
慰めてもらったりもしましたし。責められた事はありませんでした。
試合の結果は運みたいなものですから、それまでやってきた過程について
褒めてあげるのもいいと思いますよ」


質問3「トリノで金が獲れていなかったら競技は続けていましたか？」
荒川「アマチュア競技よりもプロとしてアイスショーに出たいという気持ちが強かったんです。獲れてなくてもそっちの道に行っていたのかな。
ただ獲れていなかったら公演数も変わっていただろうし、
どこで何をしているというのも変わっていたでしょう。
いずれにしてもアマチュアにはいなかったと思います」

「今は幸せですか？」
荒川「幸せですね。ただプロはアマチュアのように結果がすぐ出ないので、自分自身で気持ちを持って考えて進んでいかないといけません。
次進む道がなくなっちゃうかもしれないんです！厳しい世界です」

オンエア曲
ケルティック・ウーマン「ユー・レイズ・ミー・アップ」

対談を終えて
南原「自分の言葉でしゃべれる方ですね。普段から自分なりの視点で
物事を考え、それを明確にしている賢い方だなと思いました」