スポーツ伝説

10月7日~11日までの放送内容

【プロ野球 荻野貴司選手】

 毎年のようにケガに泣いてきた選手が、プロ10年目の今年、ついに初の規定打席に到達しました。千葉ロッテマリーンズの荻野選手です。試合に出場すれば、“走・攻・守”すべてにおいて高いレベルでのパフォーマンスを発揮。チームに欠かせない活躍を見せてくれますが、毎年どこかで戦列を離れてしまうというパターンが続いていました。
 気持ち新たにして臨んだ今シーズン。6月から7月にかけて20試合連続ヒットをマークするなど、リーグトップの打率3割3分で前半戦を終えると、昨年出られなかったオールスターゲームにも初出場。2安打1打点と活躍しました。そして、8月12日、レギュラーとして活躍した証しである規定打席に初めて到達。この他にもプロ入り初の2桁ホームラン、新人から10年連続の2ケタ盗塁、通算200盗塁達成など、記録づくめの1年となったのです。


   
【プロ野球 山本拓実投手】

 今年の7月24日にマツダスタジアムで行われた、広島‐中日戦。中日の与田剛監督が先発に抜擢したのは、プロ2年目の19歳、山本投手でした。山本投手は、2017年にドラフト6位で中日入り。二軍戦で持ち前の頭脳と負けん気の強さを発揮して、今シーズン初の一軍昇格をつかみ、先発デビューを果たしたのです。
 初回、先頭打者ホームランを打たれるなど、いきなり2点を失いましたが、真っ直ぐと変化球で緩急をつけ、その後は無失点。打線の援護に恵まれず負け投手になりましたが、5回を5安打2失点敵地で好投した山本投手は、1ヵ月後の8月25日、広島戦に再び先発します。今度は本拠地・ナゴヤドームで、中日ファンの声援を力に変えて2勝目を挙げました。初めてのお立ち台に立った山本投手は、以後、シーズン最後までローテーションに定着し、先発陣に欠かせないピッチャーとなったのです。



【プロ野球 美馬学選手】
 
 ピッチャーの夢でもある完全試合。プロ野球の長い歴史の中で、昨シーズンまでにこの大記録を達成したのはわずか15人。しかも平成時代の達成者は、1994年の巨人・槙原寛己投手ただ1人です。今年「25年ぶりの大記録なるか?」とスタンドを沸かせたのが、東北楽天の美馬投手。7月19日に楽天生命パーク宮城で行われた福岡ソフトバンク戦で、最速146キロの真っ直ぐに変化球を交え、軽快なリズムで打線を封じていきました。
 いよいよ大記録まであと3人となって迎えた9回、ソフトバンクの先頭・明石選手に対してカットボールが高めに浮いてしまい、フォアボール。完全試合の大記録は夢と消えましたが、終わってみれば9回2安打1失点の“完投勝利”。開幕からローテーションを守り続けた169㎝の小柄なピッチャーが、大きな存在感を見せるシーズンとなりました。


    
【プロ野球 藤嶋健人投手】
 
 今年7月に一軍昇格を果たして中継ぎで好成績を残した、中日ドラゴンズの藤嶋投手。プロ2年目の昨年にリリーフで待望の一軍デビューを果たしました。
 その後、6月の埼玉西武ライオンズとの交流戦で、古巣・西武相手に“凱旋登板”をするはずだった松坂大輔投手が、試合開始直前に背中のけいれんを訴え、先発を回避。急遽、藤嶋投手が代役に指名され、思わぬ形でプロ初先発を果たします。まったく予期していなかった代役に戸惑いを隠せない西武打線は、藤嶋投手から2点しか奪えず、逆に中日打線は11点を挙げる大爆発。見事な代役を務めた藤嶋投手は、うれしいプロ初勝利を挙げました。


 
【プロ野球 南昌輝選手】
 
 脊髄の靱帯が骨のように硬くなり神経を圧迫する、黄色靱帯骨化症。過去、オリックスで活躍した酒井勉投手や、巨人の越智大祐投手らを引退に追い込んだ国指定の難病です。最近では、ソフトバンクで活躍し、昨年までロッテでプレーした大隣憲司投手がこの難病と戦った一人です。今年、この難病を乗り越え、一軍のマウンドに返り咲いたのが、千葉ロッテマリーンズの南投手です。
 病名判明から1ヵ月後、複数箇所の切除手術を受けた南投手。手術後は体を動かせる喜びをかみしめ、9月下旬にはキャッチボールを再開。10月下旬にはブルペンで投球練習を行うなど、順調な回復ぶりを見せていました。手術から1年が経過した今年の8月15日には、ついに復活の舞台が。東京ドームで行われた日本ハム戦、6点リードの9回、久々に1軍のマウンドへ上がると、清宮幸太郎選手を見逃し三振に仕留めるなど、1イニングを無失点に抑える好リリーフを見せました。


        
来週のスポーツ伝説は……

 10月14日(月) 野 球 佐々木朗希投手
 10月15日(火) 野 球 奥川恭伸投手
 10月16日(水) 野 球 西純矢投手
 10月17日(木) ゴルフ 中嶋常幸選手
 10月18日(金) ゴルフ 尾崎直道選手
                       
                        お楽しみに!!
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