06月20日姫路編

街歩き「姫路編」

その白壁がとても美しいことから「白鷺城」と呼ばれる姫路城。
城の設計、構成、仕組みのことを「縄張り」と言いますが、
姫路城は「螺旋式縄張り」と呼ばれ
日本の城の中でも、江戸城に並ぶ珍しい形。
「一番大きな『葵の門』をくぐるとぉ……へぇ、道が三つに分かれてる。
   まっすぐ進めば「いノ門」ね。左は上り坂、右は行き止まりみたい。
     へえ、これじゃあ、敵はどの道を行けばいいか迷っっちゃうわね」
姫路城は美しいだけでなく、戦いのための仕掛けが施されています。
敵が攻めこんできたとしても、簡単に天守閣へ近づけないよう、
迷路のようになっていて、要塞として高い機能を持っています。
 「あら! この石垣に見えるのは…石臼!?」
石垣の石は、近くの山から調達しましたが、
それだけでは足りず、秀吉も頭を悩ませていました。
そんな時、城下で餅を売る貧しい老婆が差し出したのが、古くなった石臼。
それを知った秀吉は、たいそう喜びます。
瞬く間に伝わったこの話に、人々は「われもわれも」と競って石を寄進。
おかげで工事が順調に進んだ、と言われています。
石垣には、他にも古墳時代の石棺やお寺の石灯籠、
石仏や墓石も使われています。

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姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」は、
姫路市制100周年を記念して、1992年、平成4年にオープンした日本庭園。
調査で確認された姫路城の西御屋敷や武家屋敷などの跡を活かし、
九つの庭園が作られました。
一番大きな庭は、姫山原生林を借景とした「御屋敷の庭」。
瀬戸内海をイメージした大きな池には、色鮮やかな鯉が泳ぎます。
「池に流れ落ちる滝も、大きくて綺麗…」
この庭園を臨む二つの建物をつなぐ、長い渡り廊下。
歩くと、太鼓にも似た音の余韻が楽しめます。
「ここを、着物で静々と渡ったら…
     ああ、なんか 江戸時代の奥方様の気分!」
この場所では、実際に時代劇の撮影が行われています。

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好古園の中にあるレストランでは
庭園を眺めながら、姫路名物をいただくことができます。
さっそく、素麺と穴子弁当の「播磨セット」を注文。
播州手延素麺は、
質の良い水や小麦、赤穂の塩など
恵まれた資源のもとで発展しました。

「あたたかいお出汁に、そうめんが入った『にゅうめん』。
  うーん、きめ細やかな味わいだわ」
もうひとつの名物が、播磨灘でとれる穴子。
この穴子を焼いて、大きなまま乗せたのが、穴子弁当です。
「穴子の香ばしさと、この食感がイイわね。
  しっかりした歯ごたえがあって、味付けはあっさり。
    あっ、ごはんにも味がついてるんだぁ。
     うん、ベストマッチ!!」
庭に面したところは、全面ガラス張り。
庭の美しい木々や水の流れを見ていると、
食事が何倍もおいしく感じられます…。

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姫路城の守り神である長壁神社。
今から1000年ほど前、長壁神社は
今の姫路城天守付近である「姫山」に、鎮座していました。
しかし、秀吉が姫山に天守閣を築き、
城内にある長壁神社には、
武士以外の人は参拝できなくなってしまいます。
そこで、今からおよそ260年前、
当時の姫路城城主・榊原政岑は、
一般の人も気軽に長壁神社に参拝できるよう、
姫路城近くの「長源寺」境内に社を移して、遷座祭を開催。
人々が式服を作る時間がなくゆかたを着て参拝したことから、
毎年例祭には、ゆかたを着るようになりました。
それが、「ゆかたまつり」の由来です。

「街のあちこちで、ゆかた姿の人をみかけたけど…
  神社の近くは、さらに賑やかね。
   うちわ片手にゆかたで歩くと…
    これだけで、気分がうんと盛り上がるわ。
     うわぁっ、夜店がすっごい並んでる!
      りんごあめもいいけど、まずは焼き鳥かな・・・」
大通りだけでなく、少し入った路地にまで、
軒を連ねる800ほどの露店。
西日本一の規模を誇る、姫路の夏の風物詩です。

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<曲紹介>

姫路の街歩きと併せてお届けした曲は…

M1‥トニー・ベネット、「スマイル」
M2‥平原綾香、「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」
M3‥小林桂、「ラヴ・レターズ」
M4‥ジョン・ピザレリ、「ラヴ」
M5‥菊丘ひろみ、「私の空間」
そして、
M6‥メリサ・マンチェスター、「宝物」でした。

<声の歳時記>

◇まずは、北海道。
「花盛りのイベントです」
6/26(土)から、札幌市の大通公園で「花フェスタ2010札幌」が始まります。
18回目となる今年のテーマは「花あふれる暮らしから、夢あふれる街へ」。
会場となる大通公園の4丁目から8丁目には、フラワーステージや花市場、
花食堂に花カフェなど、多彩なイベントが繰り広げられます。 開催期間は、7/4(日)まで。

◇続いては、秋田県。
「秋田の“よさこい”へ!」
6/26、27の土日、秋田市の通町商店街通りをメイン会場に
「第13回ヤートセ秋田祭」が行われます。
この祭りは「YOSAKOIソーラン祭」をお手本にして始まった、初夏を彩る一大イベント!
“ヤートセ”とは、民謡「秋田音頭」に出てくる掛け声です。
今年も小学生からお年寄りまで幅広い世代のグループが、エネルギッシュな踊りを披露します。

◇お次は、山梨県。
「夏山のシーズン到来」
6/26(土)の朝9時半から、南アルプス市のアルペンプラザ広河原前で
「南アルプス開山祭」が行われます。 これは、先駆者の偉業に感謝するとともに、
登山者の安全や、山岳観光の活性化を祈願するもの!
山岳愛好家によるセレモニーや献花、山の歌の合唱、和太鼓演奏があり。
またクライマックスには、組み上げた“フジつる”を斧で切り開く「蔓はらい」の儀式も。
昼食には、「手打ちそば」が振る舞われます。

◇そして、愛知県。
「市内最大のお祭りです」
6/19(土)から始まっています。
「第42回豊田おいでんまつり」。
“おいでん”とは三河弁で「いらっしゃい」という意味。 この祭りは、
|もが踊りに参加出来る「マイタウンおいでん」
▲僖譟璽彪措阿砲茲詬戮蠅鮓て楽しむ「おいでんファイナル」
9馥盒指の花火師によって打ち上がる「花火大会」の3つで構成されています。
開催期間は、7/25(日)まで。


◇つづいて、大阪府。
「天保山で、アロハ〜!」
大阪市のベイエリアにある大型商業施設、天保山マーケットプレース。
ここで6/26から7/11までの毎週土日、「天保山ハワイアンフェスティバル2010」が行われます。
ハワイ州観光局の後援を受けて、本格的な「LIVE&フラステージ」や、
フラクィーンコンテストを開催。
週替わりで、様々なハワイアンショップも登場するなど、ハワイ気分に浸れる6日間です。

◇おしまいは、和歌山県。
「夏の夜の風物詩です」
現在、有田市の有田川流域で「有田川の鵜飼い」が行われています。 特徴は、
鵜匠自ら川に入り、右手に松明、左手に手網を持って鵜を操るという「かち漁法」であること!
およそ600年前に、木曽川・犬山の名人に伝えられたとされる、日本唯一の漁法です。
期間は、9月の上旬まで。