リポビタンDプレゼンツ スポーツリアルトーク

今週のゲストは?
前回のゲスト バックナンバー

【五十嵐圭(いがらし・けい)】バスケットボール日本代表 (2009年9月28日〜2009年10月2日オンエア)


毎週様々なアスリートをゲストにお迎えしてお送りしているスポーツリアルトーク。
この番組ホームページでは放送では触れることができなかった部分も含め、
インタビューの内容をお伝えしていきます。
先週のゲストは、日本代表に選ばれるほどの『実力』とバスケ界きってのイケメン選手という『ルックス』を兼ね備えた五十嵐選手にたっぷりお話を伺いました。



【五十嵐圭】(いがらし・けい)
1980年新潟県出身。
バスケットボールの強豪校の北陸高校、中央大学を経て、
2003年JBL日立サンロッカーズに入団。
爆発的なスピードを武器に一年目から大活躍、
新人王を獲得し日本代表にも選出。
入団3シーズン目からはチームのキャプテンを務め、昨シーズンは、チームをJBL準優勝にチームを導く。
今年6月にトヨタ自動車アルバルクへ移籍し、10月2日に開幕するJBL2009−2010シーズンに新たな形で臨む。






【10月3日からJBLのシーズンが開幕しますね!今の心境は?】
僕自身移籍して初めてのシーズンですのでとてもワクワクしているというか、早く開幕が来てほしいと思っています。
新チームへは、今まで代表で一緒だった選手もいたので自分が思っていたよりはスムーズにやれているんじゃないかな、と思います。
 〜シーズンオフには月9ドラマ「ブザービート」にも出演されていましたよね。
はい、少しだけ出演させていただいたんですけど(照)すごく緊張しましたね。
バスケットをしているときは緊張はしないんですけど、今回はセリフも頂いてその時は緊張して何回かNGを出してしまったので皆さんに悪いことしたなぁと思っています。
 〜さらにドラマだけではなく、写真集「Principe(プリンチペ)」が発売されました。
今回2冊目の写真集を出さしていただく事になったんですが、こんなに裸の撮影が多いのは初めてで(笑)
でも今しかできないかなと思ってちょっと大胆なものになりましたが色んな人に見ていただきたいな、と思います。
Principe(プリンチペ)はイタリア語で「王子」と言う意味なんですが、もう王子と言う年齢でもなくなってきているので(笑)
今年29で20代最後、と言うのは感じてきています。そういう意味では20代最後で移籍し新たな道へ向かって頑張っていきたいなとは思っています。



【バスケットボールとの出会いは?】
小学校のころは陸上部に所属していたんですけど、冬場は大きい試合とか大会が無かったんです。
雪も多いところだったので大会もないですし、外での練習は出来なかったので。
その時ちょうどバスケットボール部の人数が少なくて「冬場はちょっと手伝ってくれないか」と借り出されたというのがきっかけですね。
体育の時間はポートボールをやったことがあったぐらいだったんですけど、もともと体を動かすのが好きだったので「いいですよ」と即答しました。
中学に入ってからはバスケットボール一本になりました。
小学5年生の時に上手な選手たちが集まってバスケット教室みたいなものをあって、一つ上の先輩に、凄くバスケットも上手くてカッコよくてアタマもよくてホントに理想とする先輩がいたんです。
その先輩と一緒の中学になり、部活をどうしようか悩んでいた時に「一緒にバスケットやろう」と声をかけていただいたのでバスケをやることにしたんです。
陸上をやっていた時は短距離をやっていて足の速さには自信があったので、今の自分のプレースタイルは昔陸上をやっていたからかな、と思います。




【最大の挑戦は?】
今も続けている事なんですが、日本代表になって世界に挑戦する事です。
初めて代表に選ばれたのはJBLシーズン1年目の時、一つ下のカテゴリであるU-24の代表にいたのですが、当時のA代表の選手がケガをしてしまい急遽呼ばれる事になりました。
雑誌やテレビで見ていた選手と一緒にプレーできる、と言う楽しみはあったんですけど「とにかく足を引っ張らないように」と言う思いが強かったですね。
その中でもオリンピック予選や、世界選手権予選は思い入れがあります。
最近日本のバスケはオリンピックからだいぶ遠ざかっているので、自分も2年前の北京オリンピック予選と5年前のアテネオリンピック予選には出場させていただいたんですが切符を取れなかったという悔しい思いはあるので、大きな試合には力が入りますね。
3年前の世界選手権は日本で開催されたので自国開催で出場させていただいたんですが、まだまだ日本のバスケは世界では通用しないな、と肌で感じた部分があるのでそういう意味で日ごろから高い目標でやらなければならないな、と思っています。
自分は身長が低いのでスピードを武器にプレーしてきたんですけどしてきた、世界には身長が大きくてもスピードがある選手はいっぱいいたので、今まで以上に自分のスピードを発揮していかなくてはいけないな、と思いましたね。



【チャレンジソングは?】
高校生の頃によく聞いていた曲なんですけどゆず夏色をよく聞いていましたね。
当時自転車で高校に通っていたんですけど歌詞の中にも「自転車」が出てきてそれを聞いて、自分も自転車に乗りながら頑張らなきゃな、と思っていました。
当時は高校日本一になることを目標に練習していたのでその時に元気づけられた曲ではありましたね。
 〜プライベートでの趣味は?
趣味ではないかもしれないんですけど、人と会う事が好きなので、人と会って食事をしている事が多いですね。
基本的にはチームメートではなく、高校時代とか大学時代の友達といった違う職種の人と会う事が多いです、普通に働いている会社員だったり美容師だったり色んな職種の人の話を聞くのが自分にとっては初めての事なのですごく新鮮なので、そういう話を聞いて参考にできるところは参考にしています。
 〜リラックス方法はは?
家にいる時はONとOFFの切り替えをはっきりしようと思って、なるべくバスケの事を考えないようにしているんです。
基本的いに家にバスケット用品を置かないように意識をして、家にいる時はバスケットから少し離れてぐっすり寝ています、寝ないとダメなタイプなので(笑)



【将来の目標は?】
まずは一番になるという事です。今年移籍と言う大きな道を選んだのも、やはり「優勝したい1番になりたい」と言う思いが強かったのでチームとしても一番になるというのが目標ですね。
高校生の頃から主要大会で優勝した事が無いのでそういう意味では優勝したいという気持ちがすごく強いですね。
今まで日本代表でも前所属の日立でも7と言う自分の好きな数字の背番号を付けていたんですが、やはり1番になりたいと言う思いから背番号を1に変えたのでその思いを成し遂げたいですね。
そして日本の代表としてスポーツしているとどの方もそうだと思うんですがオリンピックの目標はあると思います、その中で2回予選にも出場させていただいたんですが自分の手で切符をとれていないと言うのが現状なのでバスケットを続けている間はオリンピックを目標にしたいとは思っています。
期待をずっと裏切り続けているので、まずは代表を選ばれる事を目標に、代表に選ばれたからにはオリンピックに出れるように頑張りたいと思います。




インタビューを終えて
五十嵐選手こと”王子”はさらりとスタジオに現れました。

五十嵐さんがスポーツ選手であることは、頭で理解はしていてもなかなかイメージ出来ないほど。インタビューの冒頭で”ご本人が照れるであろう”ことを想定して、五十嵐選手の写真集の一部を見ながらお話しようとするも…こちらが照れてしまい、まったく完敗。当の五十嵐選手にさらりとかわされてしまいました。

そこに!トップアスリートとしての自信、そしてバスケットボールが広まる為なら…と、ある意味徹底的なプロ根性からドラマ出演やこういった写真集もさらりとやってのけているのかも…。いや、もしかしたら、天性の”王子”なのか。コートの上で走る”王子”を観ればその謎はとけるのでしょうか?それとも5年後、10年後の”王子”にその答えがあるのか。

とても神秘的ですらある、五十嵐選手でした!

(政井マヤ)


政井マヤ
パーソナリティ:
政井マヤ
メキシコ生まれの元フジテレビアナウンサー。フジテレビ時代には、スーパーニュース、ワッツ!?ニッポンなど情報番組を主に担当。2007年3月に俳優の前川泰之さんと 結婚、女児を出産。2008年からスポーツリアルトークのパーソナリティを務めている。
On Air Time
ニッポン放送
(月)〜(金)17:32〜17:37