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【太田治・おおたおさむ】ラグビー日本代表ゼネラルマネージャー(2010年11月1日〜5日OA)

夢に向かってチャレンジするアスリートをクローズアップ!
今週のゲストはラグビー日本代表の太田治ゼネラルマネージャーです。
ラグビー日本代表の強化に全力を注ぐ太田ゼネラルマネージャーに、貴重なお話をたっぷり伺いました。




【太田治・おおたおさむ】ラグビー日本代表ゼネラルマネージャー

秋田県出身、1965年生まれで現在45歳。ラグビーの名門・秋田工業から明治大学に進み、大学4年生時に日本代表デビュー。大学卒業後は社会人・日本電気に進み、1991年、1995年と2度のワールドカップに出場。
現役引退後はNECグリーンロケッツの監督を経て2005年ラグビー日本代表ゼネラルマネージャーに就任。現在も代表チーム強化の現場責任者として日夜奔走しています。






【太田さんが就任されている「ラグビー日本代表のゼネラルマネージャー」、どういった事をされているのでしょうか?】

ナショナルチーム、A代表、セブンズ、女子、U-20のコーチングスタッフの選定が主な仕事です。

予算を取ってきたりのお金の交渉もしています。チームの結果に左右されてしまうと責任問題が出てくるので、その辺が非常に苦しいですね。今後は、女子やセブンズをいかに盛り上げるかが一番の課題です。




【太田GMがラグビーと出会ったのは?】

大学1年生の4月です。初めはバスケット部にいたのですが、春にケガをしてずっと休んでいたところ、ラグビー部のコーチに「お前何やってるんだ?何もやってないならラグビーやれ!」と勧誘されました。

最初はやるつもりはなかったんですが、ラグビー部のコーチがバスケット部の監督に話をつけ、バスケット部の監督に呼ばれ、「お前はバスケットよりラグビーに向いている・・・」と説得されラグビー部に移りました。入ってからは、体も大きかったのでプロップをやれ!と。スクラムを組んで負けたことがなかったので、コーチは見る目があったんだと思います。試合には大学2年生から出場するようになり、そこからラグビーが好きになりましたね。





【太田GMにとって、最大の努力というと?】

大学1,2年生の時です。合宿所に入っていて、当時は上下関係が厳しい時代でした。

1,2年生の合宿生活には色々なルールがあって・・・非常に理不尽なルールだったり、努力というよりも、いかにそこを我慢するかが一番頑張った所ですね。

先輩の命令は「絶対」で、合宿所で「オーイ!」と上級生が下級生を呼ぶんです。「オーイ」が3回以内に先輩の所に行かないとたるんでいるということで、練習が終わった後にグランドで『補習』があるんです。「しぼり」という非常にキツい練習が待っていたりとか・・・。ここでは話できないことがいっぱいあります、精神的に強くなりましたよ。練習の苦しさよりそちらの方が苦しかったです(笑)。




【現在のラグビー日本代表について】

2010年・今年の春は、来年ニュージーランドで行われるワールドカップの出場権を取れた重要な年でした。戦術面では日本チームにあるのはスピード。ただ走る訳ではない、判断力のスピードだったり瞬発力だったり、そういう所をグランドでどう表現するかを一所懸命やっていきたいと思います。




【今後の日本ラグビー界について】
2019年にワールドカップ日本開催が決まりました。あと9年あるわけですが、それに向けて若い世代の強化が一番重要になってきます。今の中・高生世代をいかに強化していくかというところがカギになってきます。

また、2016年のリオデジャネイロ五輪から、7人制ラグビーが正式種目になります。15人になかなか満たないチームがけっこうありますので、そういったチームが7人制にチャレンジして、セブンズの底上げになっていって欲しいと思っています。まずは7人制ラグビーの認知度を上げることと、普及という部分を強化していきたいですね。

今年11月にアジア大会がありますので、男女とも7人制で出るのでそちらにも是非注目していただきたいと思います。

政井マヤ
パーソナリティ:
政井マヤ
メキシコ生まれの元フジテレビアナウンサー。フジテレビ時代には、スーパーニュース、ワッツ!?ニッポンなど情報番組を主に担当。2007年3月に俳優の前川泰之さんと 結婚、女児を出産。2008年からスポーツリアルトークのパーソナリティを務めている。
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