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【相川亮二・あいかわりょうじ】 東京ヤクルトスワローズ (2009年4月20日〜2009年4月24日オンエア)


毎週様々なアスリートをゲストにお迎えしてお送りしているスポーツリアルトーク。 この番組ホームページでは放送では触れることができなかった部分も含め、 インタビューの内容をお伝えしていきます。

さて、この週のゲストは今シーズンから移籍した東京ヤクルトスワローズを、攻守両面でひっぱている司令塔・相川亮二捕手です。


【相川亮二】
千葉県出身、1976年生まれ32歳。
小学生の頃から野球を始め、東京学館高校時代には千葉県ベスト8。1994年ドラフト5位指名で横浜ベイスターズに入団。入団6年目の2000年ごろから一軍に定着、2004年にはレギュラーを獲得、横浜ベイスターズを攻守で支える。2004年アテネオリンピック、2006年第一回ワールドベースボールクラシックでは日本代表メンバーに選出。2008年FA宣言をし今シーズンから東京ヤクルトスワローズに移籍。





野球との出会いは?
小学校に入る前です。
兄が野球をやっていまして、兄に連れられて何となく一緒に行ったのがきっかけです。
実は中学校に入り部活を選ぶ時に、他のスポーツをやろう、と考えた事もあるんです。
父親がバスケットをずっとやっていたので、バスケットをやろうか、それまでやっていた野球をやろうか、あとサッカーをやろうか、
色々考えていたんですけど、結局は兄が野球部にいたので
「入ったらイジメられないだろうな」と思い野球部に入りました。
当時のポジションは外野とたまにピッチャーをやっていて、キャッチャーはやりたいとも思ってませんでした。
キャッチャーになったのは高校2年の終わりの時なんです。
監督にやるように指示されたんですが、なぜ僕をキャッチャーに指名したかを詳しく聞いていないのではっきりした理由はいまだに知らないんです(笑)
最初はすぐに「やめろ」と言われるかと思ったのですが、そのままずっとキャッチャーでした。
楽しいとかそういう風には思わなかったのですが『キャッチャーでもやれるな』という手ごたえは感じていました。




最大の挑戦は?
プロ野球の世界に入ったことが、自分自身最大の挑戦でした。
実際にドラフトで指名されるまでは想像もつかない世界でしたし、本当に入れるのか?本当にプロでやれるのか?というのが当時の気持ちです。
キャッチャーとしてのキャリアも高校2年の終わりから3年の夏までなんで4か月程しかなく、プロ野球選手としてもキャッチャーとしても右も左もわからない状態でした。
2軍でも非常にレベルの高く「この中でやっていけるのか?」と衝撃を覚えました。
それでもプロとしては真っ白な選手だったので、当時の育成担当コーチに色をつけてもらうという感じで、とにかくコーチに必死についていきました。




最大の壁・挫折は?
自分が試合に出られない頃、ベイスターズのレギュラーだったのは谷繁(元信捕手)さんでした。
その谷繁さんがFAで中日ドラゴンズに行くことになったんです。
それで「よし!俺が出るんだ!!」と思ったのですが、一気にレギュラーが取れなかったんです。
チャンスだったんですが、完全なレギュラーと言えるようなレベルでなく、他の選手との併用でなかなか結果も出せなかった時期です。
その2年間はレギュラーを取る為にホントに他の選手と競い合っていたとおもいます。



マイチャレンジソング
スキマスイッチの「奏」です。
優しい感じで思わず聞きいってしまうんです。
元々、ヒップホップが好きなので、こういう曲はあまり聞かないんですがたまたまスキマスイッチさんのアルバムを買ったらこの曲が入っていて良い曲だな、と思いました、とてもリラックスできます。
リラックスと言えば、ものすごいお酒を飲むわけじゃないんですが、仲間と食事に行ってワイワイやるのもリラックスできます。青木(宣親選手)くんなんかも良く誘ってくれますし、でも石井(弘寿投手)は高校の後輩なんですが意外と冷たいです(笑)
それと食事は自炊も得意なのでよくします、独身生活も長いので。煮付けからチャーハンから丼モノまで結構いろいろ作れます。



未来へのチャレンジ
やはりプロとしてやっている以上は勝たなければいけないと思いますし、クライマックスシリーズ出場には手ごたえはあるので、そこに向かってやっています。
個人スポーツではないので自分が打って守って活躍できれば最高なんですが、チームの成績が良くないと自分の成績なんて何の意味もなくなってしまうんで、まずはチームの勝利を第一にやっていきたいと思います。
スワローズにはホントに力のあるピッチャーが多いですし、自分次第で何か大きく変わってしまうピッチャーも多いんで、特に若いピッチャーを1年間頑張らしてあげたいと思います。
今年からスワローズに入りましたが、今すぐ相川を認めてもらおうとは思っていません。1年か2年か3年しっかり働いて初めて認めてもらえると思ってるんで、その日が来るようとにかく精一杯頑張ります。





お話を伺って
キャッチャーというポジションが野球というゲームにおける役割…そのことについてはじめて考え、
またこういう人だからこそキャッチャーなんだ!!と納得させられました。

落ち着いていて…判断が的確。
もちろん打っても活躍しつつ、捕手としては、あくまでも投手が力を発揮出来るようにとの思。
まさしく頼りがいのある兄さん!!…は私と同じ32歳でした。

新天地ヤクルトでも、すでになくてはならない要の存在になっていることでしょうね。

(政井マヤ)


政井マヤ
パーソナリティ:
政井マヤ
メキシコ生まれの元フジテレビアナウンサー。フジテレビ時代には、スーパーニュース、ワッツ!?ニッポンなど情報番組を主に担当。2007年3月に俳優の前川泰之さんと 結婚、女児を出産。2008年からスポーツリアルトークのパーソナリティを務めている。
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