7月7日(日)の放送では 公益社団法人:日本産婦人科医会、会長の木下勝之をお迎えして「母子手帳」についてお伺いしました。
淵澤 簡単にプロフィールをご紹介します。
日本産婦人科医会会長の、木下勝之さん。
慶應義塾大学医学部をご卒業され、東京大学医学産婦人科に入局。
そこで博士号を取得。順天堂大学医学部産婦人科 前主任教授で、
現在は客員教授。また成城木下病院で理事長も務められています。
けさは、木下会長監修の「いちばんよくわかる妊娠・出産」を参考に
「妊婦ライフの快適な過ごし方」についてお伺いします。
淵澤 まずは「母子手帳」の使い方から、お聞かせください。
木下 母子手帳というは妊娠の初期から経過を記録していく小さな手帳。
データブック的な意味でも役立ちますが、
それ以外にご自分の想いですとか、
心配ごとを書いておくといいですね。
淵澤 その母子手帳なんですが、いつごろ貰うのがいいのでしょうか?
木下 妊娠の6週目ぐらいですと、胎嚢は見えますが、胎児は見えません。
7週目ぐらいになると、はっきり見えます。
そうすると推定の予定日が分かりますので、
その辺りがよろしいかと思います。
淵澤 母子手帳は、妊婦さん以外の人が行っても貰えるものなんですか?
木下 まあ、ご主人様が行っても貰えるはずです。
ただ、妊婦さんの中には、妊娠中に不安になって調子が悪くなる方も
いらっしゃいます。
そんな時に、家庭に相談相手はいるのだろうか?などといった、
簡単なアンケートを区役所の保健師さんが手伝ってくださって
母子手帳を渡す時に、チェックすることもあります。
そういうことを考えますと、ご本人が貰いにいくのが一番いいと、
思います。