11月11日(日)放送の番組では、日本歯科医師会会長・堀憲郎さんをお迎えして「8020 運動」についてお伺いしました。
自見:改めて「8020 運動」について、お伺いします。
堀: 8020運動は「歯を残すことが特に高齢者の生活の質を確保するために
重要である」という考えとデータに基づき、
30年前の平成元年から日本歯科医師会と、当時の厚生省が中心となって
展開してきた運動です。成人の永久歯の数は28本ですが
「80歳になっても20本以上自分の歯を残そう」という運動で
「ハチマルニイマル」という名称も浸透し、
成果を上げ、最も成功した国民運動の一つと評価されています。
自見:「ハチマルニイマル」、馴染みがありますよね。
運動を始めた30年前と比較して、80歳で20本の歯を有する
国民の割合は、どのように変化しているんですか?お聞かせください。
堀: 運動を始めた30年前は、
80歳で20本の歯を有する国民は1割にも満たなかったのです。
ひとり平均4本ぐらいと、言われています。
淵澤:え!少ない!
堀: 2年前、平成28年にはついに5割をこえました。
自見:すごい!この30年でそんなに増えたんですね!
「ハチマルニイマル」の目標は
もともと「平成34年に5割達成」としていたそうですね。
堀: 国は「第2次の健康日本21」という取り組みで
「平成34年に5割達成」を目標としていたので、
それを6年も早く達成したことになります。
自見:これは大変スゴイことだと思います。
国の目標って「間に合わなかった」ということ、ありますよね。
6年も早くというのは、みなさんの努力のたまものですね。
堀: 国民の皆様に浸透したと考えております。