11月4日(日)放送の番組では、日本歯科医師会会長・堀憲郎さんをお迎えして「口腔健康管理」についてお伺いしました。
淵澤:けさは堀さんに「口腔健康管理」についてお伺いします。
堀:口腔というと、唇から喉までの空間を言います。
そこには歯があり、唾液腺があり、べろ、ほっぺた、歯茎、
さらに様々な細菌。これはバイ菌ではなく常在菌が存在します。
したがって口腔というのは、たんなる空間ではなく、
食べる、話す、笑う、
こういった他の臓器にはないユニークな機能を有している
身体の部分と考えられます。
自見:なるほど~。笑う、話す、食べる。大事ですよね~。
淵澤:考えたこともなかったです(笑)
自見:日本歯科医師会会長としてリスナーのみなさんに
口腔健康管理という言葉の意味を、
しっかりと理解してほしいそうですね。改めてご説明ください。
堀: 口腔ケアは簡単な行為から高度な技術まで広くあります。
これまで曖昧に使われてきました。
質の高い口腔ケアを広めるために、整理することにしました。
淵澤:はい
堀: これまで口腔ケアと言われていたものを口腔健康管理と予防と
決めました。そしてそれを3つに分けました。
ガーゼで口の中を拭う簡単なものを「口腔ケア」
歯科医師の指示のもとで行う専門的なことを「口腔機能管理」
その中間的なものを「口腔衛生管理」
と区別することになりました。
自見:口腔機能管理には虫歯の治療なども含まれる、
口腔衛生管理には多職種連携の予防を含める、
このような感じですか?
堀: そうです。初めてお耳にする方も多いと思いますし、
厳密に使い分ける必要もございません。
リスナーの皆さまには頭に留めて頂いて、
3つの言葉が出てきたら、この言葉、聞いたことがある!
こんな感じで思い出して頂ければいいかなと思います。