8月19(日)放送の番組では、義肢装具士の、臼井二美男さんをお迎えして「義足の未来」についてお伺いしました。
自見:臼井さんは世界初ではないか?と言われる
マタニティ義足も作られてるんですよね。
これはどのようなきっかけで、作られたんですか?
臼井:股関節部分から足がない人がはく
「股義足」(こぎそく)を利用されている方からの相談。
妊娠するとお腹は大きくなりますので、
義足が合わなくなって、履けなくなってしまうんです。
自見:大変なことですよね。
臼井:なんとかして出産ギリギリまで履ける
義足を作ってあげようと思いました。
自見:妊婦さんから相談された時は、どんなお気持ちでしたか?
臼井:やったことがない義足でしたので。
まあ知恵を絞りました。
自見:これは外国にはない?
臼井:おそらくないと思います。
淵澤:どのような義足なんですか?
臼井:お腹が大きくなるのに合わせるように
ソケットが広がっていくような仕組みです。
自見:素晴らしい取り組みだと思います。
また臼井さんは義足のアスリートの
ファッションショーも企画されているんですよね。
臼井:東京でのパラリンピックが近いですけど、
スポーツだけではなく、ファッションや文化など
障害者の方が色々な形で関われればと思って。
まあファッションショーだったら、特に女性の方に
興味を思ってもらえると思いました。
自見:2年後の東京でのパラリンピックに
期待すること、教えて下さい。
臼井:障害を自分のマイナスポイントと、考えている人が、
まだまだたくさんいます。東京パラリンピックは、
(障害を)自分の個性、自分のチャームポイント、
自分の美しい面だと認識してもらう、
いいチャンスかなと思っています。