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喫煙者が吸う煙より、火のついているところから出る煙の方が有害物質の含まれる量が多い。○か×か?

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78()放送の番組では、東京都医師会会長の、尾﨑治夫さんをお迎えして、「東京都の、子どもを受動喫煙から守る知識クイズ」をお送りしました。

淵澤:前回の放送では、ことしの41日に施行された  
        「東京都 子どもを受動喫煙から守る条例」についてお伺いしました。
         
この条例の詳細が書かれたパンフレットが、手元にあるんですが、
        
その中にクイズ形式の「知ってください 受動喫煙のこと」というのが
        
あります。きょうは、それをラジオの前のみなさんと一緒に
        
やってみたいと思います。○か×か、一緒に考えて下さい!
   それでは問題です。
喫煙者が吸う煙より、火のついているところから
   出る煙の方が、有害物質の含まれる量が多い。
○か×か?

尾﨑:答えは「○」です。   
         タバコの煙は、ご自分で吸う煙はかなり強い吸引力で吸いますから
        
まわりから酸素がいっぱい入ってきます。
        
反対に火のついている方の煙は吸引力がないため不完全燃焼で、
        
色々な有害物質が残ったまま、たちあがります。

自見:受動喫煙の害、まさにここにあり!と言えますね。

淵澤:続いての問題にまいりましょう。   
         夫が喫煙者の場合、妻のがんのリスクは高まる。○か×か?

尾﨑:答えは「○」です。    
         有名な平山先生の研究によりますと、ご主人が喫煙者の場合、
        
奥様が肺がんになる可能性は、禁煙者と比べて1・9倍。
        
奥様は旦那様に「私を愛しているなら、タバコやめて下さる?」
         
ぐらいのことは、言っていただきたいと思います。

自見:是非、多くのリスナーの方に、いまのセリフを言ってほしいと思います。

淵澤:続いての問題にまいりましょう。妊婦自身が吸わなければ、  
           夫が喫煙者でも胎児への影響はない。○か×か?

尾﨑:答えは「×」です。タバコを吸った後は、およそ45分間、  
          有害物質が出続けるという報告もあります。
        
旦那さんがベランダで吸っても、換気扇の下で吸っても、
         
そのあと奥様と会話すると、旦那さんから、
         
有害物質を吸ってしまいます。
        
そうすると奥様の血液の中に有害物質が入り、胎盤を通じて
         
胎児に影響を与えてしまうことが十分あり得ます。
         
だから、丈夫なお子さんを産んでほしいとおよそ願う旦那さんは、
         
是非、タバコをやめていただかないと、影響が出てしまいます。

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