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放送時間:月~木 13:00~16:00

3時の奥様「再会」

恋をした。

その想い出を、ラジオドラマ風にしてご紹介するこのコーナー。

今日のお話は・・・

RNえっちゃんの「再会」

 

この春、我が家をリフォームすることになり、

一家総出で大規模な“断捨離”を決行することになりました。

そんな中、キレイな包装紙や箱を捨てることが出来ない、

ダメ母の私は、家族の“標的”!

「ほーら、こんなところに、また箱があった!」

普段はケンカばかりの娘たちも、ここぞとばかりに徒党を組んで

私のことを攻めまくる…

 

と、その時「お母さん、何か入ってるよ。」

 

その箱の中にあったのは、小さな石の付いた“指輪”。

予期せぬ“再会”だった。

 

学生時代、お付き合いをしていたあの人から貰った…唯一のプレゼントでした。

短大に入って間もない頃、コンパで出会い、私から告白をして

半ば強引に始まった恋。

田舎の大自然の中で育った彼はチョット浮世離れしていて、

何年経っても都会には馴染めない、

そんなあやうい所が大好きでした。

普段は無口な人だったけれど、彼はよく夢を語っていました。

“お金のためではなく、人のために生きていきたい”

バブル真っ只中の世の中を逆走するかのような、彼の未来予想図。

私も一緒に歩いていきたい、、そう願っていた。

 

でも、私は変わってしまった。

彼よりも先に社会人となった私を待っていたのは、

きらびやかな“大人の世界”でした。

オシャレなレストラン、当たり前のようにタクシーで送って貰えること、

スマートな大人の会話…

そんな世界を知ってしまった私に対し、何も変わらない彼の存在は

どんどん色褪せ、うっとおしい!と感じるようになってしまったのです。

 

あの日もそうでした。

会社の先輩たちに祝って貰った誕生日。

彼と会うことすら頭になかった私が家に帰ると

ポストの中に、小さな箱が入っていました。

それが‥この“指輪”。

当時の私は「何、こんな物!」とおざなりにしたまま、

一度も付けたことはありませんでした。

 

あれから、幾度となく恋に傷つき、挫折も味わい、

今の夫との人生に辿り着いた私ですが、

傷つくたびに思い出すのは、何故か…彼のことでした。

 

隣の部屋から「お母さんがサボってるー!」という娘の声を聞きながら

ちょっぴり黒くなってしまった“指輪”を

エプロンで丁寧に磨いた。

 

あの日、彼に伝えることが出来なかった

「ありがとう」を込めて。

このお話とともにお届けしたナンバーは・・

М 青春のリグレット / 松任谷由実    

 

 

このコーナーでは、奥さまの大切な思い出や

伝えたいメッセージをお待ちしております。

いただいたメッセージは、一遍のショートストーリーとして、

スタッフが心を込めて作らせていただきますので是非お寄せ下さい。

メールアドレスは reo@1242.com

FAXは 0570-02-1242

お葉書やお手紙でも受け付けています、

〒100-8439 ニッポン放送 土屋礼央 レオなるど

「3時の奥さま」宛まで…お送り下さい。

 

 

  

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