• Facebook
  • Twitter
  • LINE

Jリーグ・セレッソ大阪の寮母を務める村野明子が戦力外となった選手との別れが辛かったときに出会った言葉とは?

  • LINEで送る

今回のゲストは
アスリートを食事でサポートする
スポーツ料理研究家の
村野明子さんです!
今年から、Jリーグ・セレッソ大阪の寮母を務めていらっしゃいます。



今回は、 村野さんの『相棒』「こだわりの用具」に迫りたいと思います!
村野さんにとっての相棒は・・・?


−村野さんの相棒は?
大きなお鍋です!
大きなお鍋は普通なかなか使わないですよね!
大量料理じゃないと!
ラーメン屋さんだと寸胴じゃないですか?
寸胴だと届かないんですよ!
浅くて広いお鍋ですね!覗けるお鍋ですね!

−イメージはちゃんこみたいな感じは?
そうですそうです!まさに!
あれはアルマイトなんですけど、
もっと取っ手がずっと使っても壊れなさそうなやつ!

−どこが気に入った?
そのお鍋は、気に入ったも何も、
そのお鍋くらいしかないんです!
大きさがそれぞれあるだけなので、
人数によってどの大きさを選ぶか、
コンロによってどの大きさを選べるのかくらいが基準なんですけど、
ただそのお鍋知り合って間もないので、チームが変わったばかりなので!
これから使いこなして、相棒にしていくというところですね!



−それは炒め、煮込みも全て??
炒めもしますし、炒めてから煮込む料理なんかも多いので、
ホントに色々酷使して、頑張ってもらいます!
そのまま冷蔵庫も何なら!冷ましてから入れちゃうこともできますね!


−それを選んだ理由は?
平日に100人くらいの子供たちに、
ご飯を作る取り組みを今始めたんですよね。
今までわたしは、高校生の子供達とか、
プロのサッカー選手たちに料理を作っていたんですけど、
今回そのセレッソとの取り組みの一つとして、
小学生の子供達、中学生の子供達が、
練習終わってみんなでご飯食べるという!
練習終わってすぐ食べる事で、疲労回復のスイッチを押せたり、
あとは家に帰ってお風呂入って宿題して、
寝るだけというその環境も良くなりますし、
お腹が状態を長くしなくても、お腹いっぱいになって帰れるのは凄い幸せだし、
みんなで食べるのもすごく楽しそうなので始めました!

−これはセレッソ強くなりますね?
やっていて私も凄い楽しみにしていますし、
やっていて絶対これは悪い事じゃないと思っているので!
楽しみですね!


そんな村野さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-コンサドーレ時代にご飯を食べさせてあげた選手の中で、
成長して今やバリバリJリーガーになった選手がいると伺いました!
ヴィッセルの西選手!彼の高校時代は?

彼は高校生の頃は自宅から通っていたので、
まだ私は知らなかったんですけど、彼が高校卒業して、
ユースからトップチームに上がってきたその時は首がホントに細くて、
可愛い女の子みたいな顔した子で!
凄い心配というか、ホントに女の子みたいな、可愛い男の子だったんですね!
それで、その子がトップに上がったんですけど、
元々はユース時代も毎回試合に出ているプレイヤーではなくて、
ある時の試合の大事な試合で、彼が結果を残して、
プロに上がるきっかけとなった試合があるんですけど、
そういうメンタィリティというか、
そういう時に凄い強い選手という風に聞いているんですけど、
ホントに見た目は可愛いらしい男だったというところが、
彼との出会いだったんですけど!今や立派な青年になって!


-それはお母さんとして嬉しいでしょ?

いや、ホント嬉しいですし、
ちょうど私がヴィッセル出る時に彼が入ってきたので、
もうホント最後にサポートしたいと思っていたというか、
たまに食事に行ったりするんですけど、
もう一回ご飯のケアを寮でしたいなんて話をしていて!
最後残念だったんですけど!

-彼の大好物とか覚えていますか?
彼は北海道の人なんで、素材に厳しいというか!
アスパラとか北海道なんで、凄い太いアスパラが良く手に入っていて、
そのアスパラとかを塩ゆでしたりするじゃないですか?
ある時、私がアスパラ茹で過ぎちゃった時があって、
そしたら「明子さん、アスパラ茹ですぎ!」って…。
ごめん…みたいな!!

-うるさい奴ですね〜〜笑!
でも、それこそが彼の魅力の一つなんで!
そういうの言わない子の方がもちろん多いんですけど、
でも例えば言ってくれたりすると、私も美味しかったら、
「今日のこれめっちゃうまい」って言ってくれることが凄い助かっていて、
茹で過ぎ!と言われても、私もごめんって謝れるし、
なんかそういう関係というか、印象に残っていますね!


-サッカー選手にはやっぱりコミュニケーション能力が大切だと思うのですが、
西選手はそこあったんですよね?

それはあったといえば、あったでしょうし、
頭がすごく良い子なので、頭が凄い良いから彼が長くやっている理由の一つは、
頭がキレるからだろうなと私はいつも思っているんですけど、
そのくらい回転がいつも色んな話しをしていても早いので!
そういう印象を受けますね西選手については!


そんな村野さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『 別れる事が出来なければ、
       巡り合う事もできない。』

これは最初1年目、コンサドーレで選手たちのご飯作って、
激動の1年が終わる時に、戦力外通告を私は全く知らなくて。
いつ終わるのかも知らなくて。
ただ冬が来たからオフになるという感覚と、
薄々戦力外は知っていたとしても、誰がなるとかは知らなくて。
それがある日を境にその封筒が渡されて、ある日を境にこなくなる。
その来なくなる理由が来年契約がもうないからで、
そのまま来なくなった子もいたし、
お世話になりましたと挨拶に来てくれた選手も何人もいて。
その時にサヨナラが凄い悲しかったんですよね。
できなかったし、喋れなかったなりに。
その時に落ち込んでいたら、出会ったどこかのことわざ。
確かにずっと出会いだけがあるわけじゃないから、
別れを経験しないと新しい出会いもないですし、なるほどなと。
それからは凄く悲しまなくなりました。
それは人生の通過点なので、
その中にたまたま私がいたと思えるようになりました。


〜〜〜〜お知らせ〜〜〜〜
伊達公子さんと、金子達仁さんの著書
Date of DATE 伊達公子の日』 ¥1,500-(税抜き)
文藝春秋より2018年7月27日発売!
九年半のセカンドキャリアのすべてを綴る
三十七歳で現役復帰した伊達公子が四十六歳で二度目の引退をするまでの九年半の日々とファーストキャリアからの心境の変化を明かす。

テニスファンはもちろん、そうでない方も楽しめる一冊です!
是非、ご一読ください!
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908014

聖教オンライン

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >