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2000年シドニー五輪で銀メダルに輝いた柔道家・篠原信一がオリンピックを目指すきっかけとなった勝利とは?

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今回のゲストは、

2000
年、シドニーオリンピックの柔道100キロ超級で

銀メダルを獲得され、全日本柔道男子の監督も務めた

篠原信一
さんです!!



【篠原信一さんのプロフィール】

篠原さんは、1973年、青森県生まれ、兵庫県育ち。
中学1年で柔道を始め、天理大学に進学後、才能が開花。

外国人選手に負けない体格と技術、パワーで重量級で活躍し、
様々なタイトルを獲得されました。

2000年のシドニーオリンピック決勝では、
フランスのドゥイエに内股すかしを決め一本を取ったかに思えましたが、
判定は、相手に「有効」ポイントとなり敗戦。
この判定は、“世紀の誤審”と呼ばれ、世間を騒がせました。

2003年に現役を引退、2008年に全日本柔道男子の監督に就任され、
ロンドン・オリンピックに挑みましたが、
男子柔道として初の金メダル0個に終わるなど、苦い経験も味わいました。

その後は、柔道の国際大会の解説を務めるほか、
バラエティ番組で大活躍されています!

 


-中学から柔道は遅いスタート
中学といっても、
僕が入学した時に新しく柔道部ができたので!
新しくできたので、当時の柔道部の監督が
まぁ部員集めですよ!
体も大きいですし、悪さもしないので、
強制的に入部させられたのが柔道との出会いですね!

−小学校の時はどんな子??
何もスポーツをしていません!
友達と山に虫を取りに行ったり、
川に釣りに行ったり、
泳ぎに行ったり・・・。
本当に普通の子でしたね!

−小学校卒業の時で身長はどのくらい?
よく覚えていないんですけど、
ただ小学校6年生の時でも、
僕より身長の高い女の子とかまだいたので!
男の子も同じくらいの子がいたので、
そんなに頭1つ2つも
飛び出ているというわけではなかったですね。

−力は強かった?
体が大きかったんで!
そういった意味では、
ちょっと冗談でしても、
暴力振るわれて・・・的な?
ジャイアン的な感じでしたね!
わかりやすく言うと!

−そこから中学で柔道。
無理矢理ですから!
興味も関心もありませんから!
ほとんど練習という練習もしてませんし、
よくサボっていましたね!



そんな篠原さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-天理大学では地獄の練習
大学入ると先生が怒るというよりも、
先輩が厳しかったんですよ!
だらだら練習していると、
「何してるんだ!しっかり練習しろ!」
ということになるので、
先輩に怒られないための練習をしていたんですよ!

-後ろ向きな気持ち・・・
そう言いながらも練習するんですけど、
力の強い、技術のある先輩方と練習するうちに
僕自身も技を覚えたり、筋肉もついてきて
力もついてきたりしながら、
大学3年生の時に、
初めて全国という名のつく大会で優勝したんですよ!
学生選手権、無差別の個人戦なんですけど!
その時に人生で初めて目標を持ちました!
「あ、俺にもできるんだ!」と。
オリンピック、世界選手権、全日本選手権で
俺は優勝するぞと!
優勝したのをきっかけに、
この3つの目標を立てたんですね!
そこから今までやらされていた練習から、
やる練習に変わったのは!

-21歳での気づきは、
オリンピック目指す人としては遅い!
今こういう立場になると
そういう風に思うんですけど、
当時の僕自身は全く思っていませんでしたね!


そんな篠原さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『一本取る柔道をしなかったから負けたんだ!』

天理大学の恩師・正木先生からの言葉。
1997年のパリでの世界選手権の時に、
フランスのドゥイエ選手に反則負けしたんですね。
この時もフランス・パリでやってたので、
ちょっと審判おかしいんじゃないか
というような見方ができる判定になって
負けてしまったんです。
柔道関係者はみんながみんな、
「あの審判はおかしかったよ。」
というような声をかけてくれたのですね。
ところが普段から練習を見てくれている
正木先生だけは、
「何やっているんだ。
お前がしっかり投げてポイントを取らないから
こんな不可解な結果になるんだろう。
お前がしっかり投げて、
一本で投げてればお前が勝ちってみんながわかるだろう。
まだまだ練習足りない。」と言われて、その通りだろうと。
まだまだ練習足りないなと思いましたね。


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