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現役時代に怪我で苦しむ杉本美香を奮起させた母の言葉

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今回のゲストは、
ロンドンオリンピックの柔道女子78キロ超級で
銀メダルを獲得した、柔道家の杉本美香さんです!



【プロフィール】

1984年、兵庫県伊丹市出身。
11歳から柔道を始め、中学、高校時代は全国大会優勝と圧倒的な強さを誇る。
筑波大学進学後、アテネ五輪で金、北京五輪で銅メダルに輝いた塚田真希さんと、しのぎを削りながら日本女子柔道重量級を牽引。
切れ味の鋭い払い腰や、内股を武器に、2010年世界選手権東京大会では78キロ超級、無差別級の2階級の制覇。
これは日本女子柔道界で初の快挙だった。
2012年ロンドン五輪では78キロ超級で、銀メダルを獲得し、同年11月に現役を引退。
現在はコーチとして、若手の指導や全国各地で柔道教室を開き、柔道の普及に努めるほか、解説者として活躍されています。


−柔道の魅力は?
人を投げるところです。
投げられた人は痛いのと、すごい気持ちが傷つくんですよ。
それを私は経験しているからこそ、投げたいんです。
だから私は、試合中に相手を投げる時は相手に怪我をさせないように投げていました。

−それはなぜ?
中途半端に技を掛けて、投げると相手に怪我をさせやすいんですよ。
でもしっかりと持っていると相手は怪我しないんですよ。
そうやって柔道の先生に教えてもらいました。

-柔道を始めたきっかけは?
テニスを母がやっていたこともあって、小学校3、4年生の頃はテニスをやっていたんですけど、全部打つボールがホームラン(笑)
それで、徐々にやりたいスポーツじゃないなって思って。
ある日、友達のお母さんと相撲を取った事があるんですよ。
それで力が強いって思って、そのお母さんが「柔道どう?」って言ってくれて。
柔道の見学に行った時に感動したんです。

−それはなぜですか?
人が人を投げている。
投げられた時の畳の振動がすごくて、柔道に恋をしました。


そんな杉本さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

−初めて世界選手権で優勝した当時の印象を教えてください。
この大会では2階級で出場したんですが、
最初は本当にゾーンに入るじゃないですけど、組めば投げれるっていう状態だったんです。
相手も軽いし、緊張もしないし。言葉にしづらいんですけど。

−負ける気がしないという状態?
そんなこと一ミリも考えなかったです。
でも勝つとも思わなかったですね。無心でした。
でも最終日は本当に筋肉痛で(笑)
もう試合出たくない~って思っていました。
「どうやったら勝てるんだろう」って頭で柔道をしている感じ。だから反応が一瞬遅れるんですよ。

−それで勝てた理由は?
やっぱ喜んでいてくれる人がいたからですね。
初日で色んな人が喜んでくれたことがパワーになったんです。
これで勝ったらもっと皆が喜んでくれるかなって思って、その気持ちだけでやりました。

−ロンドン五輪の大会前の心理状態は?
実は調子がなかなか上がらなくて、合宿でも自分の得意技の払腰が決まらなかったんです。
それでロンドン入りして、気持ちが高まってきて、調子がどんどん上がってきたんです。
準備を必死でやって、これだけやったという準備をして試合に臨んだんです。
だから試合当日は早く試合がしたいって思っていました。

−オリンピックの魔物はいましたか?
私は重量級だったので、一番最後の試合だったんです。
だから色々情報収拾をして、もうやるしかないって思って。
次の4年後は難しいと自分でも思っていたので、このロンドンで全て出し切るっていう気持ちでした。
でもそれは、準決勝まででしたね。
決勝戦の相手は、世界選手権で35秒で投げたキューバ選手だったんです。
それで決勝戦までは「勝つぞ!」っていう気持ちでやっていたんですけど、それが「勝たないと!」っていう気持ちになってしまったんです。
それは一生後悔すると思います。


そんな杉本さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『丈夫な体に産んであげられなくてゴメンね。』

怪我が多かった時期に、母親から言われた言葉。
「大好きな柔道をさせてもらっているのに、なんでそんな言葉を言わせてしまったんだ」
この言葉を聞いて、絶対にオリンピックに行くと決意した杉本さん。
「もっといい思い出を作って、感謝の気持ちを伝えたい。」と固く決意したのだった


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