8月13日は認定NPO法人「ロージーベル」代表大沼えり子さんをゲストにお迎えします。

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              (DJ ROSYの大沼えり子さん)
前回は 認定NPO法人「ロージーベル」代表大沼えりこさんに
保護司としての活動や、少年院で流れるDJ番組を制作して届けていることや
少年院を出たものの、帰る場所のない子どもたちを受け入れる「少年の家 ロージーハウス」の運営について伺いました。
               ゲスト:大沼えり子さん。

2011年につくった「少年の家 ロージーハウス」、つくるまでには様々な苦労があったそうです。
資金やスタッフ集めもそうですが、何より、地域から猛反対にあったとか・・・。
確かに、地域に住む方々の中には、正直「不安だ」と思う方もいたかと思います。
大沼さんはそれも十分に承知の上で、一軒一軒頭を下げて
「子どもたちのケアはきちんとします、警察にも警らしてもらいます。」と
お願いにまわったそうです。
また 地域の方に子どもたちへの理解を深めてもらうために、子どもたちにも約束事を決めました。
「出会った人には必ず挨拶」「週に一回のごみ拾い」「たくさん笑おう」・・・
週に一回のごみ拾いも最初のうちには 訝しげに見られていたようですが、
次第に 地域の方々も理解をしめしてくれるようになったとか。大沼さんの頑張りのおかげですね。2011年以来、43人が巣立ち、現在 3人の少年が暮らしています。

東日本大震災の時も、率先して瓦礫撤去にボランティアに行った少年たち。
ドロドロになって「ただいま!!」ってにこにこして帰ってきたその姿に
大沼さんも言葉がなかったそう。
「俺たちだって、役にたってるんですよね!」「生きてていいんですよね」って何度も言われた大沼さん。「当たり前じゃん!!」と何度も確認しあったとか。
誰かの役にたってるその実感を得ることで、自分が必要とされていることを言葉で確認したい、
その気持ちが痛いほど胸に突き刺さります。


そして大沼さん、実は24時間電話相談もやっています。(写真:相談電話受けている様子)

本当にいつ寝ているのかって心配になってしまいますが、、、
これまでに相談本数は3万件を超えたそうです。(10年の活動で)
果たして どのような相談が多いのか、
また中には自殺願望者の方からの相談も 明け方になると多いとのこと、どんな風に声がけをして
思いとどまらせ、自殺から救っているのでしょうか。             (収録中@ニッポ放送)

13日は 本当に沢山の生きづらさを抱えた子どもたちや大人の声をきき、真正面から子どもの思いを
受け止め続けてきた大沼さんからのメッセージも伺います。
ぜひ、聞いてください。