世界の紛争地域の最前線で医療援助活動を行っているのが、「国境なき医師団」。
1999年にはノーベル平和賞を受賞しています。
25日の放送では、イラク軍とISの紛争が続く中、イラクのモスルで医療活動をされた
「国境なき医師団」の手術室看護師、白川優子さんがゲストです。
実は白川さんは、去年の1月以来、この番組には3度目の出演となるファミリーゲストです(笑)
2010年に入隊以来、これまでにのべ16カ国に派遣された白川さん。
国境なき医師団の手術室看護師としてはベテランに入ります。
去年の6月から7月にかけて派遣されたイラクでの活動。
そこで白川さんが見たものとは・・・。
モスルの病院で、空爆や地上戦で怪我を負った市民を15人 ほど手術する毎日。
運び込まれた患者は、怪我を負ったものの脱出に失敗し、取り残され、時間がたってから来た人ばかり。また ISに支配された3年間、怖くて外に出られない女性や子どもも多く、心のケアの必要性を感じたとか。
最初に犠牲になるのは罪もない子どもたち。
どんな時も子どもたちとの触れ合いを忘れません。
日本への帰国がとにかく待ち遠しい白川さん。
「平和であることがいかに尊いことかわかってほしい」と紛争地での悲惨な現実を見た白川さんだからこその思い。
7月6日に小学館から 白川さんのこれまでをつづった一冊「紛争地の看護師」が発売されます。