今日のテーマは・・・
「県民性の不思議」でした!!
ゲストは、県民性に関する著書を多数執筆する、
県民性評論家の岩中祥史さん!!
出身県でわかる人の性格」「名古屋人と日本人」
「札幌学」「広島学」「博多学」など、
県民性に関する数々の本を発表しています。
▼県民性はいつ頃から研究の対象に?
昭和40年代、県民性という言葉が初めて扱われた。
文化人類学者の祖父江さんが初めて研究の対象に。
しかし、戦国時代に「人国紀(じんこくき)」という本が書かれていて、
戦において前線にはどの地方の出身者を用いるべきか、などが論じられていた。
▼県民性とはどう生まれる?
北日本と南日本、東日本と西日本、
日本海側か太平洋側か、川の上流か下流か、など様々な地理的環境も要因。
ほかに、街道など交通の要衝にあった場所では、情報が集まり、
商人が多く誕生するなどした。近江商人の滋賀は、東海道と中山道の合流地点。
農村か漁村か、はたまた炭鉱の町など、その土地の産業も大きく関わる。
農耕地帯では濃い味が求められるなど、食文化にも影響。
▼例えば、どんな県民性が?
・日本三大美人の一つ、秋田県の秋田美人は
お米や水などに恵まれた環境で、
また、殿さまが治める際、もともといた場所から美人を連れて行ったという説などがある。
・山口県が多くの総理大臣を輩出したのは、
明治維新の際の長州藩などが影響。
松下村塾など教育のベースもあり、自分達が日本を変えた、
という自負やプライドがあり、リーダーシップを取る。
・福岡は多くの芸能人を輩出している。
古くから大陸との交流があり、国際感覚に優れ
目立ちたがる県民性もある。
▼県民性の魅力とは?
血液型は4種類、星座占いは12種類。
しかし、県民性は47に細分化されている。
しかも、両親から遺伝される"血"なので、
ゲンダイ社会でも無くなることはあり得ない。
リスナーからは、
・静岡はゆったりしてる
・千葉の房総半島では、海と山で気質が全然違う
・長野は勤勉で健康
・山口は保守的な部分がある
など、多くの地元県民性が届きました!!
先生は、実際に全国を足で稼ぐ取材で、
非常に分かりやすく解説いただきました!!
岩中祥史さんの著書
「新 出身県でわかる人の性格」は好評発売中です。