長宗我部、武者小路、西郷、徳川、、・・・
あれどっかで聞いたことあるなという苗字の方に出会ったことありますか?
本日のフライデースクープ、テーマは
「歴史上の有名人、子孫が登場」!!
ニッポンの歴史を作ったといっても過言ではない、
そんな偉人たちの末裔さんにお越しいただきました!
苦労したこと、家に伝わるお宝、今後の夢、
などなど、伺いました。
■ゲスト①:明智光秀の子孫【明智憲三郎】さん
▼明智光秀との関係は?
明智残党狩りの手を逃れた光秀の子・於寉丸(おづるまる)の子孫。
ずっとお寺にかくまわれていた。
▼ゆかりの品、お宝などは残っていたりする?
名前を明智に改名する際、家系図や光秀の書いた和歌、短冊を見せ、了承された。
しかし、それらの品は、関東大震災で焼失してしまった。
▼明智光秀の子孫で困ったこと、大変だったことは?
祖父、父、兄の代ぐらいまでは大変だったと思う。
そもそも、明治になるまでは明智と名乗れず、「明田」と名乗っていた。
それは、国家の英雄と考えられていたのが秀吉で、
その秀吉に敵対した武将だったため。肩身の狭い思いをしてきた。
しかし、曽祖父が「このままでは明智家のことが忘れ去られてしまう」と危機感を覚え、
名前を明智に戻した。
▼本能寺の変の真実とは!?
昨年12月に著書「本能寺の変431年目の真実」を発表した明智さん。
曰く、今まで通説とされてきた話は非常に疑わしい、とのこと。
彼が出した答えは...
あの当時、信長は天下統一目前。
その信長は、大艦隊を作って明の国に攻め入る気だった。
信長ほど一族を存続させることを考えていた人はいない。
(国内は自分の一族で統治し、外国に有力武将を送ろうとしていた)
100年も続く戦乱の世の中。
信長を支えて天下を統一すれば平和な世の中がくる!とみんな頑張った。
そのとき、高齢だった光秀は、そうなれば、
自分の子や孫が明の国で死んでしまうかもしれないと思った。
▼ほかの偉人の子孫の方々との交流は?
スポーツ新聞から取材があって、スケートの織田信成君へ
メッセージを送ったことはある。
また、別の織田家の子孫の方とは交流がある。でも、血なまぐさい話はしたくない。
■ゲスト②:勝海舟の子孫【高山みな子】さん
▼勝海舟との関係は?
祖母の代までは勝だったが、今では1家系しか勝を名乗っていない。
勝の3代目の娘の子孫。
▼ゆかりの品、お宝などは残っていたりする?
祖父の姉である海舟の孫の、ひな屏風が残っている。
テレビの鑑定団には「怖くで出せない」。
▼勝海舟の子孫でよかったことは?
ほかの子孫の方々と知り合いになれたりするのは楽しい。
明智憲三郎さんとも交流がある。
▼勝海舟についてどう思う?
正義の人。町の人たちを幸せにできない政治家はやめちまえという考え。
平和を大事にする。それこそが一般の人たちの暮らし、命を守る、
次の世代に平和な世を送る、そういう考えを持っていた。
▼子孫として心掛けていることは?
海舟が福澤諭吉にあてた手紙に書いてあった内容とも重なることだが、
人を気にして自分の考えがぶれたりしないように心掛けている。
勝海舟のファンの方に「なんで海舟の記念館がないんですか?」と聞かれる。
将来、みんなが好きなときに自由に勉強できるスペースを作りたい。
■ゲスト③:土方歳三の子孫【土方愛】さん
▼土方歳三との関係は?
10人兄弟の末っ子だった新選組副長の土方歳三は生涯独身。
愛さんは、歳三の次兄・喜六の子孫。
▼子孫として、現在の活動は?
「歳三が育った空間の中で、みなさんの歳三像を語り合える場所を提供したい」
と、母とともに記念館を作り、ゆかりの品々を公開。月に2回、オープン。
3人のお子さんを育てながら、愛さんは館長として、執筆、お祭り、イベント、
など、精力的に動き回っている。
もともと、よく歴史研究者や新選組のファンの方々が訪ねてくることが多く、
ときには気づいたら家に人がいて線香をあげていたことも...。
その都度対応することは大変だったので、
だったらと、月に1度資料を公開する場を設けたのが記念館の始まり。
築300年の歳三の生家で生まれ育った自分だからこそ、
何かやらないといけない、と思った。
司馬遼太郎さんが訪れたり、
大河ドラマのスタッフが小道具作成のために見学に来たことも。
▼土方歳三の子孫で困ったこと、大変だったことは?
先祖の名に恥じない生き方をしなければいけない、というプレッシャー。
「ちょっと荷が重いですね...」
▼色んな役者さんに演じられてきた歳三。誰が似合ってた?
栗塚旭さんもよかったが、今は山本耕史さん。
▼日野には新選組ゆかりのスポットがあるとか?
日野市出身の隊士は多く、いまだに、近藤勇が教えていた剣術"天然理心流"を
その子孫が演舞として披露しているので、是非日野に遊びに来て欲しい。
記念館では毎年5月の歳三の命日に合わせ、愛刀も展示。
日野市でも、マラソン大会や慰霊祭など様々なイベントが開催される。
「毎年、4月~5月はものすごく忙しいんです...」
いかがでしたか?
子孫の方々には大変なことも沢山あるようですが、
しかし、皆さん、子孫としての役割を果たそうと、
様々な活動をされています。
偉人のみなさん、
あなたの子孫はものすごく頑張ってますよ!
子孫の皆様、お忙しい中、ご出演いただき、
本当にありがとうございました!
2014年01月31日