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チャレンジドアスリートとは

スポーツに打ち込み、磨き抜かれた技で、
観る者を感動・興奮させるアスリートたち。
アスリートの中には、障がいを持ちながら
国際舞台を目指している者たちもいる。
そんなアスリートたちの戦い続ける素顔、軌跡、
そして、支える人たちにも迫る
『ニッポン チャレンジド・アスリート』。


今週のピックアップアスリート

荒木美晴(たかはし・かずひろ)選手

荒木美晴(あらき・みはる)
MA SPORTS代表

関西在住のフリーライター。OL時代に観た長野パラリンピックをキッカケに障がい者スポーツに魅せられ、ライターに転身。2008年、有志と共に障がい者スポーツ専門サイト「MA SPORTS」を立ち上げ、現在代表を務めている。


■3月21日放送分(前編)

荒木さんが障がい者スポーツに魅せられたのは、長野パラリンピックでアイススレッジホッケーを生観戦した時から。これで人生がガラッと変わったという。「手の力だけで、アッという間にゴールまで詰めていくスピードにまず驚きました。フェンス際の体当たりとか、ゴール前の激しい攻防に心を奪われるような興奮を覚えたのが最初ですね。気付いたら立ち上がって、大声で声援を送っていました」▼その魅力を伝えようと、OLを辞め、なんとフリーライターに転身。「心が震えるくらい感動したのに、障がい者スポーツの情報は余りにも少ない。試合をどこに観に行けばいいのかも分からない。こんな面白いものが世に知られていないのは勿体ない、と思ったんです」。ならば自分が発信する立場に立とうと、仕事の合間に編集の学校に通い、ライターとして独立した。▼だが当時、障がい者スポーツの情報を掲載するメディアはごくわずか。荒木さんは2000年、シドニーパラリンピックから取材をスタート。障がい者スポーツ専門雑誌をはじめ、ウェブや新聞にも寄稿するようになった。地方や国際大会にも積極的に取材に行くが、取材費はすべて自腹。「障がい者スポーツ関連の原稿料だけでは食べて行けないのが現状です。健常者スポーツの原稿や飲食店取材など様々な仕事も請けて、そのギャラを活動費に充てています」。▼2008年、荒木さんは障がい者スポーツ専門の情報サイト「MA SPORTS」を立ち上げ、代表を務めている。「MA」は荒木さんのイニシャル。大会やパラリンピックの時だけではなく、普段から現場に足を運び、取材する。競技としての、障がい者スポーツの魅力を伝えることをモットーにライタ−2人・カメラマン1人の計3人、すべて女性スタッフだけで活動。苦労が続くが、HPのアクセス数も徐々に伸び、反応も上々だという。「選手の皆さんからは、お陰様で『毎回取材に来てほしい』と言われてますし、『貴重な情報源だ』と励ましのお言葉を頂くこともあります。最近は障がい者スポーツのファンも増えてきて、より専門性の高いレポートを求められることもありますね。今後、取材環境を整えてもっと内容を深めていきたいと思っています」 ▼「MA SPORTS」のURLは「http://masports.jp」。あらゆる障がい者スポーツ競技の最新情報が写真と共に載っているので、ぜひご覧になって下さい。▼次回も荒木さんが登場、パラリンピック取材について語ります。

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番組紹介

スポーツがいつも話題の中心の2014年。
国外では、ソチ冬季オリンピック、ブラジルワールドカップ、
国内では、プロ野球ペナントレース、Jリーグ、競馬、ゴルフ、相撲など。
また、2014年後半からも、プロ野球クライマックスシリーズ~日本シリーズ

日米野球、MLB、Jリーグ、アギレジャパン、東京マラソン。 これら話題のスポーツを数多く中継しているニッポン放送が
徹底的にスポーツを掘り下げる新スポーツ番組が
「サタデー ショウアップスポーツ」です!

プロフィール

師岡正雄(もろおか・まさお)

1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。

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