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チャレンジドアスリートとは

スポーツに打ち込み、磨き抜かれた技で、
観る者を感動・興奮させるアスリートたち。
アスリートの中には、障がいを持ちながら
国際舞台を目指している者たちもいる。
そんなアスリートたちの戦い続ける素顔、軌跡、
そして、支える人たちにも迫る
『ニッポン チャレンジド・アスリート』。


今週のピックアップアスリート

官野一彦(かんの・かずひこ)選手

官野一彦
(かんの・かずひこ)選手

1981年、千葉生まれの33歳。地元でサーフィンをやっていた22歳の時、波にまかれ海底に頭を強打。頸椎を骨折し車いす生活に。24歳でウィルチェアーラグビーと出逢い、2007年、日本代表に初選出。北京・ロンドンとパラリンピックに2大会連続出場。ロンドンでは代表キャプテンも務めた。

■1月31日放送分(後編)

北京・ロンドンパラリンピックに連続出場したが、メダルにはあと一歩手が届かなかったウィルチェアーラグビー日本代表。現在世界ランクトップ3は、1位豪州、2位カナダ、3位アメリカ。日本は4位に付けているが3強の壁はまだまだ厚い。▼「やはりメダルにはこだわりたい。表彰台に上がる、メダルを掛けてもらえるというのは純粋に凄い、と思うんですよね。トップ3に割って入っていければ、自分のためにもなるし、競技への関心も高くなり、5年後の東京パラリンピックに観客を呼ぶことにもつながる。結果が全てだと思うので、純粋に勝利を求めていきたいですね」▼悲願のメダル獲得に向け、代表キャプテンとして意識していることは?「メダルを獲るために、自分たちは何をすればいいのかを常に考えていこう、ということをチームメイトには言っていますね。」「それには自己犠牲も必要で、助け合うことは必要ですが、甘えるのは違う。自分のモットーとして『他人に厳しく、自分にはもっと厳しく』を心掛けています。ストイックな姿勢を見せていけば、みんなに伝わるかなと」▼官野選手は普段、千葉市の職員として働いている。仕事と並行して練習を積む官野を同僚たちも支援。夫人も育児や食事面などをサポートしてくれる。「周囲のみんなのお陰で、好きなことに打ち込める」。その恩返しに是非とも来年のリオパラリンピックでメダルを獲りたいという官野選手。最後にメッセージをもらった。▼「ウィルチェアーラグビー日本代表は、パラリンピックでメダルを狙える位置にいます。これだけ強いのに、でもまだまだ認知されていない。ぜひ一度、ネットでも生でも結構ですので競技を観て下さい。絶対に面白い競技だという自信はありますので」▼次回は、障がい者スポーツを陰で支える、日本パラリンピック委員会の中森邦男事務局長が登場します。

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番組紹介

スポーツがいつも話題の中心の2014年。
国外では、ソチ冬季オリンピック、ブラジルワールドカップ、
国内では、プロ野球ペナントレース、Jリーグ、競馬、ゴルフ、相撲など。
また、2014年後半からも、プロ野球クライマックスシリーズ~日本シリーズ

日米野球、MLB、Jリーグ、アギレジャパン、東京マラソン。 これら話題のスポーツを数多く中継しているニッポン放送が
徹底的にスポーツを掘り下げる新スポーツ番組が
「サタデー ショウアップスポーツ」です!

プロフィール

師岡正雄(もろおか・まさお)

1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。

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