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チャレンジドアスリートとは

スポーツに打ち込み、磨き抜かれた技で、
観る者を感動・興奮させるアスリートたち。
アスリートの中には、障がいを持ちながら
国際舞台を目指している者たちもいる。
そんなアスリートたちの戦い続ける素顔、軌跡、
そして、支える人たちにも迫る
『ニッポン チャレンジド・アスリート』。


今週のピックアップアスリート

落合啓士選手(おちあい・ひろし)選手

落合啓士
(おちあい・ひろし)選手

1977年、横浜生まれの37歳。10歳頃から徐々に視力が落ちていく「網膜色素変性症」にかかり18歳で視覚障がい者に。25歳でブラインドサッカーと出逢い、プレーを開始。2003年、日本代表に選ばれ、現在はキャプテンを務めている。

■12月20日放送分(後編)

少年時代、サッカー選手を夢見ていたという落合選手。だが視力の悪化で夢を断念、ブラインドサッカーに転向した。最初にプレーした時の印象は?「ツマンないなと思ったんですね。見えていれば楽にできる『ボールを止める、運ぶ、蹴る』というプレーが全てできない。その悔しさもありましたけど『果たしてこれはサッカーなのか?』と」▼そのネガティブな感情が「面白い」に変わったのは、2003年に日本代表に選ばれてからだった。「代表になったからには、選ばれなかった選手の分まで一所懸命にやらないと、と思ったんです」その姿勢がスキルアップに繋がり、プレーの質も向上。いつしかブラインドサッカーを心から楽しいと思えるようになっていた。▼落合選手には今年、戦いの前に必ず聴いていたテーマソングがあるという。「ウカスカジーの『勝利の笑みを君と』です。」震災の後、自分にも何かできることはないかと被災地の牡鹿半島(宮城)に赴き、子供たちにブラインドサッカーを教えたという落合選手。そんな交流がキッカケとなり、牡鹿でのブラジルW杯パブリックビューイングが実現した。「その時、子供たちと一緒に肩を組み、日本代表を応援しながら歌ったのがこの歌なんです。あの経験が、今の自分の力になっています」▼最後に、6年後の東京パラリンピックに向けて抱負は?「その時43歳、サッカー選手としては高齢ですが、そこを目指していきたい。今よりもっと上手くなり、進化していきたいですね」▼次回は、東京パラリンピック招致にスピーチでも貢献した佐藤真海選手が登場。お楽しみに。

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番組紹介

スポーツがいつも話題の中心の2014年。
国外では、ソチ冬季オリンピック、ブラジルワールドカップ、
国内では、プロ野球ペナントレース、Jリーグ、競馬、ゴルフ、相撲など。
また、2014年後半からも、プロ野球クライマックスシリーズ~日本シリーズ

日米野球、MLB、Jリーグ、アギレジャパン、東京マラソン。 これら話題のスポーツを数多く中継しているニッポン放送が
徹底的にスポーツを掘り下げる新スポーツ番組が
「サタデー ショウアップスポーツ」です!

プロフィール

師岡正雄(もろおか・まさお)

1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。

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