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チャレンジドアスリートとは

スポーツに打ち込み、磨き抜かれた技で、
観る者を感動・興奮させるアスリートたち。
アスリートの中には、障がいを持ちながら
国際舞台を目指している者たちもいる。
そんなアスリートたちの戦い続ける素顔、軌跡、
そして、支える人たちにも迫る
『ニッポン チャレンジド・アスリート』。


今週のピックアップアスリート

川村怜(かわむら・りょう)選手

川村怜(かわむら・りょう)選手

千葉市に本社を置く(株)オーエックスエンジニアリング所属の技師。元々オートバイメーカーだったが、現在は車いす製造で日本を代表する会社に。競技用の車いすも手掛け、車いすテニスでは前回登場の上地結衣選手、男子の国枝慎吾選手など、数々のトップアスリートを支えるエンジニア集団でもある。安さんもその一人で、競技用車いすの開発、調整を手掛けている。2000年入社、40歳。

■11月22日放送分(後編)

ブラインドサッカー日本代表として活躍中の川村選手は、生命保険会社に勤務。社員向けのマッサージなど福利厚生業務のほか、会社が支援する小中学生を対象にしたブラインドサッカーの体験授業やイベントにも参加、競技の普及に努めている。▼そんな川村選手自身は、ブラインドサッカーを始めたことで人生が大きく変わったという。どこが変わったのか?「コミュニケーションを取ることが凄く重要なスポーツなので、普段から声を掛け合い、よく喋るようになりました。後は素早く動き回らなければいけないスポーツなので、身のこなしが早くなり、街中を歩く時の恐怖感も減った気がしますね」▼今月開催された世界選手権。日本代表のメンバーは11人しかいない。その1人に選ばれた心境は?「ずっと代表に憧れていたので、やっとスタートラインに立てたという心境でした。ここからやっと世界に挑戦できると」「日の丸を背負う重みを凄く感じるので、責任感は強くなりましたね。自己管理にも気を遣い、代表としての誇りを持って行動するようにしています」▼コートを離れた時の気分転換は?「美味しいものを食べたり、音楽を聴いたり…Mr.Childrenの曲が凄く好きです。中でも『エソラ』という曲は試合前に聴くと気持ちが高ぶります」▼まだパラリンピックに一度も出場したことがないブラインドサッカー日本代表。2020年は東京が会場になる。悲願の初出場に向け、今後の目標は?「東京の前にまず、2年後のリオパラリンピックに出場すること。そのためには今を全力で戦うことですね」▼試金石となる世界選手権は今月24日に終了。(優勝・ブラジル、準優勝・アルゼンチン、3位・スペイン)日本は初めてグループリーグを突破したが、準々決勝で中国に敗れ6位に終わった。だが順位決定戦では強豪ドイツを破る健闘も。今後も日本代表の戦いに注目していきたい。▼次回はソチパラリンピック銅メダリストで、車いすマラソンでもメダルを目指す久保恒造選手が登場します。お楽しみに。

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番組紹介

スポーツがいつも話題の中心の2014年。
国外では、ソチ冬季オリンピック、ブラジルワールドカップ、
国内では、プロ野球ペナントレース、Jリーグ、競馬、ゴルフ、相撲など。
また、2014年後半からも、プロ野球クライマックスシリーズ~日本シリーズ

日米野球、MLB、Jリーグ、アギレジャパン、東京マラソン。 これら話題のスポーツを数多く中継しているニッポン放送が
徹底的にスポーツを掘り下げる新スポーツ番組が
「サタデー ショウアップスポーツ」です!

プロフィール

師岡正雄(もろおか・まさお)

1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。

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