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チャレンジドアスリートとは

スポーツに打ち込み、磨き抜かれた技で、
観る者を感動・興奮させるアスリートたち。
アスリートの中には、障がいを持ちながら
国際舞台を目指している者たちもいる。
そんなアスリートたちの戦い続ける素顔、軌跡、
そして、支える人たちにも迫る
『ニッポン チャレンジド・アスリート』。


今週のピックアップアスリート

安大輔さん

安大輔(やす・だいすけ)さん

千葉市に本社を置く(株)オーエックスエンジニアリング所属の技師。元々オートバイメーカーだったが、現在は車いす製造で日本を代表する会社に。競技用の車いすも手掛け、車いすテニスでは前回登場の上地結衣選手、男子の国枝慎吾選手など、数々のトップアスリートを支えるエンジニア集団でもある。安さんもその一人で、競技用車いすの開発、調整を手掛けている。2000年入社、40歳。

■11月8日放送分(後編)

アスリートにとっては、体の一部ともいえる車いす。製造にあたって、安さんが最も気を遣う部分とは?「最近は体の固定方法が肝です。車いすの中で自由に体を動かしたい選手もいれば、逆に車いすに体を固定して一体化したい選手もいます」「座り方の点で苦労することが多いですね」▼ギアなども年々進化しているが、車いす自体も進化しているのだろうか?「たとえば『ハンドリング』という手に持って漕ぐリングがあるんですが、それを大きくすることで、ギア比を変えて初動を速くしてみたら…とか、そういうチャレンジは日々行っていますね」▼あくなき探求心で車いすの研究・開発を続ける安さん。そんな安さんにとって、車いす作りとは?「我々は元々バイクのメーカーだったこともあって、社員の多くが乗り物好きなんです。健常者用の自転車を作るのと同じで、特に区別せず『車いすも乗り物の一つ』という意識で作っていますね」▼試合後に、選手から言われて嬉しかったことは?「『お陰で勝てたよ』。仰々しくお礼されるのではなく、すれ違い様に言われるだけでも満足です」▼最後に車いすでプレーするアスリートたちに、安さんからエールを。「まずはテニスを楽しんでもらって、精一杯頑張って下さい!」▼次回は、アイマスクを付けて戦う「ブラインドサッカー」を特集。日本代表・川村怜選手にお話を伺います。

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番組紹介

スポーツがいつも話題の中心の2014年。
国外では、ソチ冬季オリンピック、ブラジルワールドカップ、
国内では、プロ野球ペナントレース、Jリーグ、競馬、ゴルフ、相撲など。
また、2014年後半からも、プロ野球クライマックスシリーズ~日本シリーズ

日米野球、MLB、Jリーグ、アギレジャパン、東京マラソン。 これら話題のスポーツを数多く中継しているニッポン放送が
徹底的にスポーツを掘り下げる新スポーツ番組が
「サタデー ショウアップスポーツ」です!

プロフィール

師岡正雄(もろおか・まさお)

1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。

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