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チャレンジドアスリートとは

スポーツに打ち込み、磨き抜かれた技で、
観る者を感動・興奮させるアスリートたち。
アスリートの中には、障がいを持ちながら
国際舞台を目指している者たちもいる。
そんなアスリートたちの戦い続ける素顔、軌跡、
そして、支える人たちにも迫る
『ニッポン チャレンジド・アスリート』。


今週のピックアップアスリート

上地結衣(かみじ・ゆい)選手

上地結衣(かみじ・ゆい)選手

1994年、兵庫県生まれ(20歳)エイベックス所属。先天的な潜在性二分脊椎症のため、子供の頃から車いす生活に。11歳で車いすテニスに出逢い、2012年、高校3年生でロンドンパラリンピックに出場。今年、全豪オープン女子ダブルスで初優勝を果たす。続く全仏、全英、全米オープンでもダブルスを制覇し、日本人初となる「年間グランドスラム」の快挙を達成。全仏・全米では、シングルスでも優勝。いま世界で最も注目されている車いすテニスプレーヤーの一人。

■10月4日放送分(前編)

今年、飛躍期な成長を見せ、ダブルスで全豪・全仏・全英オープンと、4大大会を次々に制覇した上地選手。今年9月、残る一冠・全米オープンに臨んだ。ダブルス決勝戦は、雨で試合が中断したが、気持ちを切らさず見事勝利、年間グランドスラムの快挙を達成した。▼試合が中断する中、どうやって気持ちを切らさず、集中力を維持できたのか?プレッシャーは?「ダブルスは、パートナーがいるというのが心強く、あまりプレッシャーは感じなかった」「試合中もお互い支え合ったし、雨で中断の間、ロッカールームでお互いの好きな曲を流してリラックスしたことが、再開後のプレーにいい形で影響しましたね」▼素晴らしい結果を残したこの1年間、もっとも成長した部分とは?「やはり精神面というか、厳しい状態の時に粘れるようになった。自分がいい状態の時に、それを継続できるようになったのが大きいです」▼ 車いすテニスは通常のテニスと違い、ラケットだけでなく、車いすも同時に操らねばならない。最短距離でボールに届く操作法もマスターする必要があるが、その難しさをどう乗り越えていったのか?「ずっと心の支えになっているのが『テニスが好きで楽しい』という気持ちです」「毎日毎日練習を積んで、できることが増えていくのが楽しい。試合だけじゃなく、遠征に行くと海外や県外の選手に出逢えるのが楽しい...テニスを含め、いろんなことが新鮮で楽しかったので、ここまで続けてこられたんじゃないかと思いますね」 ▼次回は、間もなく開幕するアジアパラ競技大会、2年後のリオパラリンピックへの思い、そして上地選手のプライベートにも迫ります。お楽しみに!

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番組紹介

スポーツがいつも話題の中心の2014年。
国外では、ソチ冬季オリンピック、ブラジルワールドカップ、
国内では、プロ野球ペナントレース、Jリーグ、競馬、ゴルフ、相撲など。
また、2014年後半からも、プロ野球クライマックスシリーズ~日本シリーズ

日米野球、MLB、Jリーグ、アギレジャパン、東京マラソン。 これら話題のスポーツを数多く中継しているニッポン放送が
徹底的にスポーツを掘り下げる新スポーツ番組が
「サタデー ショウアップスポーツ」です!

プロフィール

師岡正雄(もろおか・まさお)

1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。

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