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海沿いの町で、なぜか高い杉の木のてっぺんに引っかかっているというDJ(ディスク・ジョッキー)アークがパーソナリティをつとめる番組「想像ラジオ」。彼は「想像」という電波を使って、「あなたの想像力の中」だけで聞こえるラジオ放送を続けている。リスナーから次々に届くメールを読み上げ、饒舌におしゃべりを続けるアークだったが、どうして自分がひとりで木の上にいるのか、なぜリスナーからメールが届くのか状況はつかめないまま。彼にはどうしても聞きたい、ひとつの〈声〉があったーー。
原作 いとうせいこう著
「想像ラジオ」
(河出書房新社・刊)
2014年本屋大賞ノミネート作
紀伊國屋書店スタッフが全力で
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今年のベストブック
第10回ダ・ヴィンチ編集部が選ぶ プラチナ本 OF THE YEAR 2013
第35回野間文芸新人賞受賞作
ブックデザイン:岡澤理奈
主人公のDJアーク役として福島県出身の西田敏行さん、
主人公の中学時代の同級生・前田陽子役として小泉今日子さんが出演。
いとうせいこうさん原作の『想像ラジオ』をラジオドラマ化、開局60周年記念作品として3月9日(日)にOA!
OA中、原作者のいとうせいこうさん、BRAHMANのTOSHI-LOWさんも出演します。
『想像ラジオ』は、いとうせいこうさんが2013年に発表、
第35回野間文芸新人賞を受賞し、2014年の本屋大賞にもノミネートされている作品です。
東日本大震災の被災地を舞台に、"想像力の中だけで聴こえるラジオ番組"のパーソナリティを主人公として生者と死者の新たな関係を描いています。
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【ラジオドラマ「想像ラジオ」出演にあたってのメッセージ】
西田敏行さん
「2011年3月11日のあの忌まわしい記憶を皆さんといっしょにどれだけ共有できるか、フィクションでありながらこれほどの素晴らしい小説に感銘しましたし、ラジオドラマにする事によって、被災された方々、亡くなった方々の心の叫びを伝えられると確信しています。」
小泉今日子さん
「震災後すぐに、いとうせいこうさんがツイッター上で被災地に向けて架空のラジオ放送を続けられていたのを見ていました。とても大事なことだと思っていました。
その後小説にされた作品を、映画でもテレビでもなく、最初にラジオドラマとして放送するのはとても素敵なことだと思って参加させて頂きました。」
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映像化が困難とされたこの作品を、ニッポン放送では新しい形、新しい想像力で表現するラジオドラマ
として制作に取り組みます。
このラジオドラマは、作品の世界観を表現するために、AM1242ニッポン放送の放送と、ニッポン放送のインターネットラジオ・Suono Dolceでの放送が同時間帯でシンクロする形式で進行、"想像上"のラジオ番組と"リアル"なラジオ番組が混信しながら展開するという、初めての演出に挑みます。
是非、両方のラジオで、番組を聴いてみてください。
東日本大震災から3年、
リスナーのあなたに、『想像』="想うこと"の大切さをお伝えできればと思います。