116日 放送>

 

今日の研究テーマは、

『業界人間シリーズ第1 ~広告クリエイターの世界!』

 

スペシャル講師は、

「大人たばこ養成講座」を手掛ける

コピーライターの岡本欣也さんと、アートディレクターの寄藤文平さん

 

クリエイターならではの着眼点や発想力に迫りました

 

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【コピーライター 岡本欣也さんについて】

 

コピーライター岡本欣也さんの代表的な作品は・・・

『あなたが気づけばマナーはかわる』

『年賀所は、贈り物だと思う』

『主演、肌』など。

 

――これらのキャッチコピーは、どのくらいでかんがえるのでしょうか?

キャッチコピーは、だいたい20分くらいで考えます。

 

――ぶっちゃけ儲かります?

今、コピーライターは儲からないでしょうね。

 

――作品は、どのくらい候補を考えるものなんですか?

候補は何十本も考えて、

提案する前に、チームのみんなで協議して、

5本提案する場合もありますし、1本だけ提案する場合もあります。

 

競合がある場合は、「相手の立場にたって、どういうコピーが欲しいのか」考え

候補をいくつも出します。

 

競合がない場合は、「自分がこうやりたい」というコピーを提案します。

もし採用がなくても、もう1回やり直すことができます。

 

――どうすればコピーライターになれるんですか?

一生懸命勉強して、広告代理店に入ることが一般的ですね。

私は勉強もせず、代理店にも入れず・・・。

25歳のときにコピーライターの個人事務所にアシスタントとして入りました。

30歳ぐらいのときに「大人たばこ養成講座」の仕事を

初めてアシスタントではなくメインでやることになりました。

 

初めての仕事が今も続いているのは、ありがたい事ですね。

 

 

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【アートディレクター 寄藤文平さんについて】

 

「大人たばこ養成講座」で、

アートディレクターをしているのが、アートディレクター 寄藤文平さんです。

 

イラストレーターでもある寄藤さんは、

石原教授の『合コン力検定』のイラストも担当しています。

 

――イラストレーターとアートディレクターの違いは?

イラストレーターは絵をかく人、

アートディレクターは絵をどういう風に使うかを考える人です。

 

――アートディレクターの仕事の流れは?

「大人たばこ養成講座」の場合、

まず岡本さんがキャッチコピーを作って、

それをうけて、アートディレクターが、

イラスト自体や、イラストの使い方を決めていきます。

 

――どうすれば、アートディレクター・イラストレーターになれるんですか?

美術大学に入るときに、

デザイン科か、油絵科か、彫刻科か、選ぶんです。

デザイナーになりたいと思っていたので、私はデザイン科に入りました。

イラストレーターになりたい人は油絵科、

彫刻家になりたい人は彫刻科に入る人が多いんですね。

                                                                             

――寄藤さんの場合はどうでした?

私の場合、

デザイナーを目指していましたが、

昔から絵を描くのが得意だったので、デザイナーの先輩から

「ちょっと絵を描いて」と頼まれて、イラストを描く機会が多かったんですよ。

イラストレーターの仕事が増えたときも、

デザイナーをやりたいと思っていたので、並行して仕事をしていました。

 

「これをやりたい!」と言い続けていると、

あるとき誰かがチャンスをくれるんですね。

そこで実績を作れるかです。

 

――アートディレクターとして大切なことは何ですか?

デザイナーに大事なことは、「これが大事だ」と絞らない事。

「これもアリだし、あれもアリだ」と幅広く考えられるようにして、

クライアントごとに柔軟に対応できるようにしておく事でしょう。

 

アートディレクターとしての仕事は、

物だけ作る・・・というだけではありません。

Webサイトを作ったり、書籍を作ったり、ギャラリーを作ったり・・・。

「面白いね」と言ってもらえる場所作りをすることも、

アートディレクターの仕事です。

 

 

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【大人たばこ養成講座について】

1998年から開始されたJTのたばこの広告「大人たばこ養成講座」

 

さまざまなシチュエーションを通し、おもしろおかしい表現で

「たばこのお作法」を紹介しているもの。

ユーモアあふれるコピーとイラストで人気をはくし、単行本はもちろん、

Tシャツなどグッズも発売されています。

 

――「大人たばこ養成講座」を作るにあたっての流れは?

テーマは、クライアントをふくめ、

チーム全員でディスカッションをして決めます。(岡本)

テーマが決まったら、岡本さんがコピーを作って、

それを元に私がイラストを描いていきます。(寄藤)

 

広告ってクライアントの強い意見があって、

広告の半分はクライアントが作っているものなのですが、

「大人たばこ養成講座」に関しては、なんでもOKを出してくれる

寛大な...いい意味でゆる~いクライアントなので、

自由な遊び心で「大人たばこ養成講座」を続けられていますね。(岡本)

 

 

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100回を超えた「大人たばこ養成講座」。

その世界観を体験できる展覧会「大人の教室」が、

渋谷パルコ・パルコミュージアムで1111日から開催されます。

 

入場時に渡されるオトナグラスを使って体感する3Dホログラムの"お作法"や、

52インチもある巨大大人たばこ本、

会場になるタブレット端末で見ることができる「大人たばこ養成講座」の

過去100回の作品など。

 

また、会場限定グッズや書籍、原画などの販売もあります。

 

入場料は100円!

入場時にはオトナグラスのほか、

オリジナルトートバッグ、クリアファイルがもらえます。

 

 

そして、

スマートフォンアプリ『大人たばこ養成講座タッチ』も、

11月中旬から配信スタート。

 

オトナの世界をより深く体感して、

あなたもワンランク上のオトナを目指しましょう!

 

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【リクエスト募集】

オープニングでは、あなたからのリクエストをお待ちしています。
今聞きたい曲や、誰かに送りたい歌など、
曲にまつわるエピソードやメッセージを添えて送って下さい!


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【美人広報なっきーの番組Twitter

サンデーオトナラボの番組公式Twitterのアカウントは、

@otonalaboです!

美人広報のなっきーが、番組の最新情報や、

番組に関係のないオトメのつぶやき(?)を発信します!

 

 

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寄藤さんが手がけた本「yPad」を読んで、勉強なうのなっきー


来週1113日のサンデーオトナラボは、

【負け美女】を大特集!

スペシャル講師は、

『負け美女~ルックスが仇になる』を書いた犬山紙子さん

早くも来年の「流行語大賞」との呼び声もかかる「負け美女」

どんな人が「負け美女」なのか? 研究します!

お楽しみに!